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(民衆闘争報道  <朝鮮民主主義人民共和国・訪問記42011528)

 

 

晴れた5月、あんずの花咲くピョンヤンは、

 

強盛大国に向かう社会主義朝鮮の力強い建設の鎚音が響いていた。

 

 

朝鮮民主主義人民共和国訪問記<その4>

 

 

あらゆる民族文化遺産の継承発展は国家の仕事

また、歴史的遺産としての仏教寺院の保護に積極的であり、そこでの宗教活動が保障されているのが見てとれる。朝鮮戦争で、米軍の絨毯爆撃によって跡形もなくなった仏教寺院、民族的遺跡を、良くここまで復活再建して来たものである。





ピョンヤン龍山里、高句麗の始祖王・東明王(高朱蒙)の墓所の入り口(高句麗様式で再現とのこと)5世紀高句麗のピョンヤン遷都と共にここに移された。おなじみの韓国MBCのドラマ<朱蒙>の墓だ。(写真 時事研)






東明王(高朱蒙)の墳墓の両脇には、彼の武官と文官の石像がならんでいる。この様な墳墓が15基もある。良く整備されている。(写真 時事研)



 








付属の建物に描かれた<朱蒙>の姿(写真 時事研)

 

 

 













△2004
年、この東明王の遺跡は、世界遺産に登録された。これらの施設は、1990年代に金日成主席によって、文化財保護の施策として整備された。 
 


   





△1970
年代から発掘され、1990年代東明王墓整備工事中、すぐ前に定陵寺址が発見され、再建された。一塔三金堂様式と言われ、奈良<飛鳥寺>が同じ様式と言われている。寺のお坊さんが迎えてくれた。(写真 時事研)




 




お坊さんが我々一行のために、お経を上げてくれた。どこか、禅宗に似た読経の抑揚と響きがあって厳かだ。(写真 時事研)









今日は休暇だ。東明王陵と定陵寺院を訪れた家族全員の記念写真を撮らしてもらった。(写真 時事研)

 

 



公民すべてに大学教育を!全社会をインテリ化する!

朝鮮民主主義人民共和国は、「文化革命を徹底して遂行し」「全社会をインテリ化する」と憲法でも明記するが、いずれは、すべての公民に大学教育が受けられる様にしたいと幹部級人士が口を揃えていた。現在の教育制度は、11年義務教育制、つまり、幼稚園1年間(2年のうち1年が義務)小学校4年間、中高6年(中2、高−4)計6年であるが、他に各種専門学校や、大学の社会人入学制度もあり、<金日成大学>でも、社会人入学者は多いとの事だ。勉学する為の夜間コースもある。

そして「国家は、すべての学生を無料で学ばせ、大学及び専門学校の学生には奨学金を与える」(憲法47条)事を、実際に実行しているのがすばらしい。




ピョンヤン第一中・高学校での、英語コースの授業。他の教室では、日本語のコースもあったが、そこは、日本の科学技術書を専門的に訳する事に特化したコースもあると説明があった。(写真 時事研)


 



張り出された<模範学生>の写真。朝鮮の為に学ぼうとある。しかし、模範学生は必ずしも学業成績の優秀なものがなるのではないと言う。(写真 時事研)


 





我々の為に、ピョンヤン第一中学校音楽クラブの生徒が、歌と演奏を披露してくれた。動きを入れて歌う仕草が何とも愛らしい。(写真 時事研)


 







我々を拍手で送ってくれた。(写真 時事研)



 

 





龍南の丘に建つ金日成総合大学。12000名以上の学生、留学生が通う。






金日成総合大学の電子図書館。200万冊の蔵書の電子化がすすめられている。パッカード社の最新コンピュータを導入。閲覧・講義に至るまでネットワークシステムで結ばれる世界屈指の施設だ。(写真 時事研)

 



朝鮮民主主義人民共和国の子供達の放課後は、塾ではなく、「学生少年宮殿でのクラブ活動






ピョンヤン学生少年宮殿 放課度少年少女は、いろんなクラブ活動に専念する。(写真 時事研)










書道クラブの学生たち。(写真 時事研)






 







僕は「朝日友好」と書いてくれている。(写真 時事研)

 

 










バレークラブ。朝鮮舞踏の動きをバレーに取り入れている。(写真 時事研)






朝鮮琴のクラブ。合奏と独奏をしてくれた。見事な演奏。(写真 時事研)

 








 

 







週に何度か、クラブの合同発表会がある。たまたま公演を見る事が出来た。ピョンヤン市民、学生、外国人で満員だった。バレー、楽器演奏、合唱など、プロの公演と勘違いする位だ。入場は無料。(写真 時事研)






公演終了後、しばし拍手が鳴り終わらなかった。小さな花束を持った外国人等が壇上に上がっている。(写真 時事研)

 

 



朝鮮民主主義人民共和国は、国家は、(精神的、肉体的に)朝鮮公民の絶えず発展し様とする人間の要求に適合するよう、現代的な文化施設を十分備えるすべての勤労者が(社会主義的)文化情緒生活をこころ行くまで享有させなければならないと主張する。

ピョンヤンに昨年10月オープンした<凱旋青年公園遊園地>は、日本の遊園施設を凌駕する乗り物が導入されている。日本と違って、昼間は開園しない。仕事が終わった5時以降、沢山の市民で賑わっている。



凱旋青年公園入り口。構内は、電飾をふんだんに使い本当に美しい。(写真 時事研)






 









ジェットコースターを見上げる親子。(写真 時事研)

 





 















上は、高句麗の王子さま。下は、将来の人民軍隊長さま










ピョンヤンの若い女性は、仕事を終えてお洒落をして遊びに行く。センスもいい。韓国の女性は、90%が整形美人(筆者に、韓国の留学生が言っていた。)しかし、人民共和国では、整形なしが100%でも、こんなに美人が多いのは何でなのか?


(次回に続く)