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〔朝鮮民主主義人民共和国 外務省代弁人談話 2010年12月17日〕

http://www.uriminzokkiri.com/Newspaper/rodong/index.htm

 

 

 

 

民主主義人民共和国外務省代弁人談話


 

 

(訳者解題)

12月20日、韓国は西海上で、北韓、中国、ロシアの非難を無視し、北侵予行軍事演習を強行した。その3日まえ、朝鮮半島周辺に於いて、戦争を鼓吹するのではなく、対話と平和の環境を作るためのあらゆる提案を支持するとする、朝鮮外務省代弁人談話が発表された。

 

「談話」は1953年の朝鮮戦争停戦以降、半島情勢の緊張を絶えず引き起こし、「体系的に」国際的合意を踏みにじってきた主犯は誰なのかを、明確に指摘している。

また、北韓は、半島周辺で「戦争の雰囲気ではなく、安定される平和的雰囲気」こそ、今、経済建設に総力を結集しなければならない時期の前提であると訴えている。

朝鮮半島で、誰が平和を指向し、誰が核戦争の危機を煽って来たのかを、米国帝国主義による、朝鮮半島をめぐる国際的合意の蹂躙の歴史から、解き明かしている。(訳者)

 

 

 

 

 

(本文)

 

いま米国は、各種の前提条件を立てる方法で、あらゆる対話提案を必死で回避しながら、朝鮮半島とその周辺で戦争の雰囲気を鼓吹する事だけに熱を上げている。

 

ここには、我々の経済建設を妨害し、この地域で軍事的支配権を確立し近隣国に対する軍事的抑制を追及しようとする米国の、陰険な戦略的狙いが敷き詰められている。

 

2012年に、強盛大国の大門を開いて置こうとする我々の目標を実現することにおいて、今は経済建設に総力を集中しなければならない極めて重要な時期だ。

我が国に対する他の諸国の投資を拡大する事においても必要な事は、戦争の雰囲気ではなく、安定される平和的雰囲気である。

 

米国は、我々が経済建設に集中するのに必要な環境を破壊する為に、情勢を緊張させると同時に、その責任を我々に転嫁する謀略に結び付けている。

 

まるで我々が、国際的合意等に《違反》し《挑発的行動》をする為に、情勢が緊張され、対話が開くことが出来ないかの様に、世論を欺瞞している事がその実例だ。

 

歩んで来た歴史と今日の現実は、朝鮮半島の平和と安定を指向した、あらゆる国際的合意などを体系的に違反した主犯は、即ち米国だと言うことを見せてくれている。

 

1953年の朝鮮停戦協定を乱暴に違反し、南朝鮮に戦争装備などを増強し、終には核兵器まで引き入れ停戦協定を無効にし、朝鮮半島の核化を招き寄せた張本人が米国である。

 

停戦協定を平和協定に取替え《国連軍司令部》を解体する事に対する1975年の国連総会決議3390号を、未だに履行していないのも米国である。

 

1994年の「朝米基本合意文」を蹂躙し、2003年までに、我々に2基の軽水炉を提供する事も約束した、大統領の担保書簡まで白紙にしたのが米国だ。互いに、核武器を含む武力を使用せず、こんな武力で威嚇もしないと言うことを、担保した1993年6月の朝米共同声明と、互いに相手側を敵対視しない事にした2000年10月の朝米共同コミユニケに違反し、我々に対する軍事的威嚇を加増させているのが他でもない米国だ。

 

2005年6者会談で合意した、9.19共同声明の相互尊重と平等の精神、関係正常化と平和保障条項、同時行動原則に違反したのも米国だ。

 

米国が対話を回避する口実に、我々の平和的核活動に難癖をつけるのもまた言語道断だ。

 

我々の自立的な軽水炉建設とその燃料保障のための濃縮ウラニウム生産は、電力生産のための平和的核活動だ。核エネルギーの平和的利用の権利は、核武器拡散防止条約の内と外の諸国が、すべて同じく、実際に行使している国際的に公認された権利であり、我々のこの様な権利は9.19共同声明でも明示されている。

 

諸般の事実は、朝鮮半島で誰が対話と平和を願い、誰が対決と戦争の雰囲気を願っているか?を、明確に見せてくれている。

 

我々は、朝鮮半島で戦争を止め、非核化を実現するための念願から、6者会談を包含したあらゆる対話のための諸提案を支持するが、決して、対話を物乞いする事はないだろう。

主体99(2010)年12月16日 ピョンヤン

 

(訳 柴野貞夫 2010・19)

 

参考サイト

 

☆ 206 朝鮮外務省備忘録 (朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2010年4月21日付け)

 

☆ 100 平和協定締結は時代の切実な要求 (朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2008年7月28日付け)