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(韓国 ハンギョレ 国際記事 2008630日付)
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/296290.html


               日本“G8反対” 労働者集会燃える


                                                        キム・トヒョン記者

日本で主要8カ国首脳会議を前にして、新自由主義の改革に反対する勢力が結集している雨脚がかなりきつい29日午後330分ごろ、日本東京代々木公園入り口を封鎖した日本警察が、首脳会議反対集会を終って“サミット粉砕”を叫んで、街路行進に出る2000余名の労働者・学生などに向かって繰り返し4列縦隊を要求して道を開かなかった。日本警察はこの日50〜60の団体が参加した‘戦争―失業、貧困、民営化に立ち向かう労働者の国際的団結を!!サミット粉砕6・29全国労働者総決起集会’後、示威隊を分散させる為に10分単位で、公園入り口の封鎖をじわじわ解いた。また、街路行進のコースあちこちに2500名の機動隊員を投入し、万一の事態に備えた。先立って、先月2829日には、法政大学構内で反サミットを訴えた‘中核派’学生38名を、住居侵入を理由に逮捕してそのうち15名を起訴した。

おとなしい事で評判の日本の示威隊は、この日、予想外の‘戦闘力’を見せてくれた。5060代・全共闘世代が中心となったこの日の示威隊は、日本警察に立ち向かって、()経験した体当たりの喧嘩を厭(いと)わなかった。この過程で8名の活動家が公務執行妨害嫌疑で警察に逮捕された。
国鉄千葉動力車労働組合・国際連帯委の広沢浩二は、“何よりも今回、集会を通して日本の労働者が力強い姿を見せた事が成果”だと、語った。
日本では、小泉純一郎政権以後,急速度に新自由主義式構造改革を推進した結果,非正規職を量産し、反貧困運動また、労働運動も新しく力を得ている趨勢だ。特に、25歳の派遣労働者が犯した秋葉原無差別殺人事件以後、派遣労働者の劣悪な労働環境が事新しく照らされている状況だ。
主要8カ国首脳会談が開かれる北海道には、5日‘挑戦・G8サミット1万名平和ウオーキング’など、5〜6の多様な反サミットまた、代案サミット集会と文化芸術行事が開かれ、そのうえ別の‘世界化’を模索する。韓国の全国農民総連盟と民主労総関係者など30名も3日から北海道国際連帯集会に参加する。
全農の関係者は“北海道でキャンドル集会をするかどうか検討している”と語った。日本の新聞幹部は、“日本の警察当局は、韓国の集会参加者の動きを最も警戒している。”と耳打ちした。特に29日の示威では、韓国のキャンドル集会の源動力を見習おうと言う意見も噴き出て、人目を引いた。
首都圏を管轄する警視庁は‘東京が主要な戦場’だと規定して、一日最高21,000名を動員し、空港、地下鉄、総理官邸などに、配置するなど警戒態勢を緩めていない。
                                                         (訳 柴野貞夫)


<解説>

この記事の直後、7月7日〜9日まで、洞爺湖で開かれるG8サミットに反対する、日本の労働組合と社会運動団体で構成される、G8行動ネットワークと国際民衆連帯行動等の招請で、7月3日ごろから羽田や千歳空港を経て日本へ入国しようとした韓国民主労総(5名)や韓国農民団体代表(19名)などが、過去の経歴や、確たる根拠も無く、入管によって入国拒否され強制送還の可能性がで民主労総の保健医療労組副委員長、イ・クンソン氏は、“撮影禁止区域での写真撮影”を理由に逮捕された。日本政府は「入国目的が不明」との不当な理由で、反対運動への無差別な攻撃をしかけている。G8が、欧米と日本の帝國主義者どもの「新自由主義」による世界の労働者階級支配の「体制を整備」し、「富の分け前」のルール作りの場であることは明白である。「環境問題」もその一部にすぎないことを、隠蔽しているのだ。
今回の日本政府による、韓国労働者、農民団体への不当な攻撃は、国際帝国主義者に対する、労働者の国際連帯の戦いを破壊しようとする、許しがたい行為である。(S