ホームページ タイトル

 

(韓国ハンギョレ  社説 2008723日付)
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/300425.html



             六者外相会談が我が政府に投げた課題


六者会談参加国の外相らが, ASEAN安保フォーラム参加を契機として、昨日シンガポールでまみえた。5年前(2003年)、六者会談が始められて以降初めてだ。非公式会合ではあるが、六者会談の論議水準を一次元高めた意味がある。

今回会談の、まず第一の意義は、六者首席代表会談の去る12日の合意が、順調に履行されるように互いに協力したことだ。その時首席代表らは、北韓の核申告内容に対する検証体制を立てることにしたし、この合意が好く履行されてこそ、2段階を3段階(核廃棄)に移ることが出来る。特に米国は、翌月(8月)、11日以前までに検証体制が作られることが、テロ支援国指定解除など、対北相応措置を完了することが出来ると言う。今回の出会いは、この日程が守られるように互いに気を引き締めるのに寄与したことで評価される。
今回の会合の、別の意義は、東北アジア平和安保体制の構築論議の本格化の為の雰囲気を進展させた点だ。多者安保機構が無い東北アジア六カ国外相が一つの場所に集まって、安保議題を論議した事自体が、六者会談の指向点を見せてくれる。今後、公式の外相会談が開かれ、北韓核問題が更に進展されれば、平和体制の論議は具体性を帯びる筈だ。韓半島平和体制の構築問題同様、目の前の問題として近付いた。南北韓と、米国・中国が論議に参加する韓半島平和体制構築は、東北アジア平和体制の核心内容であると同時に、北韓核問題の最終解決条件の一つである為だ。
今、六者会談に最も積極的である国は米国と北韓だ。ジョージ・ブッシュ米国行政府は任期が今年で終るにも、三段階の相当部分まで進捗させようと言う意思をみせる。北韓も対米関係改善速度を高めることに力を注ぐ。
反面、我が政府は、口先だけ北韓の核廃棄を叫ぶだけで主導的役割を全く出来ない。このまま三段階に進入すれば、我が国は六者会談の枠内から追い出される可能性がある。
政府は、直ちに二つの課題を解決しなければならない。まず、他の国に対する依存から抜け出て、独自的な企画力と推進力を強化しなければならない。六者会談自体に集中せねばならない状況から、南北懸案であるクムガンサン観光客被殺問題を浮き立たせようとした事は、好ましくない。また重要な事は、南北関係改善だ。南北首脳間の合意(訳者注)を無視することは六者会談進展のためにも正しくない。
(注)2000年6月金大中大統領の下で北韓との間で結ばれた6・15南北共同宣言と、2007年10月ノ・ムヒョン大統領との間で結ばれた10・4共同宣言をさす。前者は、○民族同士の自主的南北統一、○南北連邦制案、○南北経済協力を確認、後者は、○その再確認と具体化、○現停戦体制の終息に向けての作業、で合意した。
                                                         (訳 柴野貞夫)