ホームページ タイトル

 

(朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 外務省代弁人談話 2016115
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=gisa3&no=218830


            朝鮮民主主義人民共和国外務省 談話

 朝鮮半島と東北アジアの平和と安全の為に、米国に対し我々が提起した、<米・韓の合同軍事演習中止に対する我々の核実験中止提案>、及び、<平和協定締結提案>を無視し、情勢を緊張激化に追い立てる米国が、我々に対し≪挑発≫を云々するのは言語道断である。
 朝鮮半島情勢を極端に追い立てる挑発は、むしろ米国と南朝鮮傀儡達が我々にしている事である 米国に対する、<平和協定締結提案>を含むあらゆる提案は、今でも有効である。

 世界の非核化を実現する為の我々の努力は、今後も絶えることなく継続されるであろう。

<本文>
我が共和国が断行した、初めての水素爆弾試験は、国の自主権と民族の生存権を守護し、朝鮮半島の平和と地域の安全を守護する為の正々堂々たる自衛的措置である。
経済強国建設に総力を集中している我々は、情勢激化に関心はなく、誰かを挑発する必要もない。
朝鮮民主主義人民共和国 国防委員会第一委員長同志が新年の辞で明らかにされた様に、今年一番目となる課題は、経済発展と人民生活向上であり、この為に我々は、その、どの時より情勢の安全と平和的環境を必要としている。
我々の水素爆弾試験は、並進路線を貫徹する為の通常のプロセスを経たもの過ぎない。
米国の対朝鮮敵対行為が≪日常化≫された様に、それに対処した我々の自衛的な並進路線貫徹事業も,日常化された。
今は、米国が、いやが応でも、我々の核保有国の地位にも慣れなければならないだろう。
既に明らかなように、我々は、米国が我々の自主権を侵害し、威嚇的な挑発を絶えることなく繰り広げている事に対処し、核攻撃能力と核報復能力を十分手を尽くして整えているが、核兵器を無暗に使用することはないであろう。
我々はまた、核兵器を何処にでも伝播しないであろうし、関連手段と技術を移転しないであろう。
世界の非核化を実現する為の我々の努力は、絶えることなく継続されるであろう。
朝鮮半島と東北アジアの平和と安全の為に、我々が提起した、米国の合同軍事演習中止に対する、我々の核実験中止提案と、平和協定締結提案を含むあらゆる提案は、今でも有効である。
我々の公明正大な諸提案を必死で無視し、情勢を緊張激化に追い立てる米国が、我々に対し≪挑発≫を云々するのは言語道断だ
朝鮮半島情勢を極端に追い立てる挑発は、むしろ米国と南朝鮮傀儡達が我々にしている事である。
南朝鮮傀儡達の心理戦放送再開は、我々の並進路線にもとづく正常なプロセスとは何らの関係もない荒唐無稽な挑発だ。
だから、西欧諸国までもそれに懸念を示しているのだ。
米国は今、戦略核打撃手段を南朝鮮に押し込み、核戦争のプログラムをかき集める一方、国連でも我々の平和的な経済建設と人民生活向上を妨げる敵対行為を目的とする≪制裁決議≫を捏造し遂げようと、騒ぎを引き起こしている。
この様な挑発行為と敵対行為は、朝鮮半島で情勢を激化させることを止めるのでなく,必然的に火花が飛び散ることになる。
一旦、火薬庫に火が燃え移り爆発することになれば、その悪しき結果に対する責任は、導火線をのばし火を点けた者達が負う事となるだろう。
2016年1月15日
ピョンヤン
                                              (訳 柴野貞夫 2016年1月16日)