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韓国民衆言論 プレシアン 国際ニュース出処連合ニュース 2016725日付
http://www.pressian.com/news/article.html?no=139442



         韓国に冷たい中国−朝鮮とは2年ぶりに友好的会談

ASEAN地域安保フォーラム(ARF)で、中国-王毅外交部長と朝鮮-リ・ヨンホ外相が親密感を誇示
 

   
写真 王毅中国外交部長(左)と、リ・ヨンホ(李容浩)朝鮮外相が会談に先立ち、握手している(出処・ヨンハップニュース)

リ・ヨンホ朝鮮新外相と中国の王毅外交部長が、25日、ラオスの首都ビエンチャンでASEAN地域安保フォーラムを契機に、2年ぶりで両国外相会談を行った。
リ外相と王部長は、同日昼(現地時間)12時頃から約1時間、ビエンチャンの国立コンベンションセンターに準備された会議場で両者会談を行った。
‘朝鮮民主主義人民共和国スポークスマン’と自身を紹介した北側関係者は、会談後廊下で記者達に‘ブルーフィング’をするとして、“たった今、朝・中両国の外務省接触があった”と語った。
彼は、“今回の接触は、両国間の正常な意思疎通の一環として進められたもの”だとし、“したがって、両国の外務相が朝中の双務関係発展問題を討議した”と明らかにした。
但し彼は、核問題、駐韓米軍の高高度ミサイル防衛体系(サード)配置など他の質問には答えなかった。北側が‘関係発展問題を討議した’と明らかにした事によって、双方は、これまで遅々として進まなかった関係回復の可能性について、相互の意思を打診したものとみられる。
両国の関係回復を妨げる、主な原因と指摘されてきた核問題について、この過程で意見交換が行われたものと観測される。 中国は、北朝鮮の核不容認の原則を再確認し、北朝鮮は、核保有国地位認定を主張するなど、従来の立場から劇的な変化はないものと予想される。
しかし、最近、在韓米軍高高度ミサイル防衛システム(サード)配置などで韓米と関係が硬直した中国が、戦略的に北朝鮮を、より抱擁する様な立場をとり、対話再開を積極的に模索する可能性があると言うのが専門家たちの見方だ。
双方が、関係回復の次元で高官級交流可能性を打診する素地もある。同日、公開で進行した会談で、両国は親密感を誇示するジェスチャーを露骨に見せた。
会議場内で、王部長は、李外相に"就任したことをお祝いする"と挨拶をし、李外相は、相互関係の発展を言及して、"祝電送って下さったありがたく頂戴した"と話した。祝電は、今月初め'中朝友好協力および相互援助条約'(略称、中朝条約)締結55周年を迎えて行われた、親書交換を意味するものとみられる。
あらかじめ待っていた王部長が会議場の外まで出て、リー外相を迎え握手し、会議場の中に入りながら、李外相の背中に手を回す事もした。
中朝の国旗が置かれた会議場のテーブルと一緒に、場内で李外相と王部長がテーブルを隔てて笑っているような姿も撮影された。 中朝がARFを舞台に外交長官会談をしたのは2年ぶりだ。
王部長とリ・スヨン(前任)外相が2014年にミャンマーで開かれたARFで会ったが、昨年末マレーシアの会議では冷却した中朝関係を反映して、両国の外交長官間の協議が不発に終わった。同日、中朝外交長官会談は前日、ヴィエンチャンに到着したリ・ヨンホ(李容浩)朝鮮外相の初の公開日程だ。
リ外相はこれに先立ち、この日、10時35分にNCCに登場し、貴賓室に1時間以上留まる会談場に向かったが、'核保有国地位認定を要求するか'などの取材陣の質問には一切答えなかった。
                                     (訳 柴野貞夫 2016726

<参考サイト>


世界を見る−世界の新聞/中国(人民解放軍)「韓国へのサード配置は、アジア版・キューバミサイル危機の再現」と規定(韓国・統一ニュース2016年7月15日付)

世界を見る−世界の新聞/サード配置反対の措置で、国(中国)に5項目の行動の施行を建議する(韓国・統一ニュース2016年7月10日付)