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(朝鮮民主主義人民共和国 労働新聞 論評 20161031日付)
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大型政治醜聞事件を通じて明らかになった朴槿恵《政権》の醜悪な実態を論ずる(3)

エセ宗教の巫女・崔順実に支配された南朝鮮は、現代社会では、およびもつかない《無統治国家》である


腐るままに腐った、汚物政権青瓦台は、秘書官らが先を争って私腹を肥やし,女色に陥っている臭い廃棄場と化した

執権期間、一家族の中にまで網羅した族閥腐敗政治として、悪名を轟かせた歴代の統治者たちとは違って、独身で生きてきた朴槿恵(パク・)は、比較的《清潔な政治家》として留まっているのではないか、と言う事が、南朝鮮人民らが抱いてきた一筋の未練であった。
しかし、朴槿恵(パク・クネ)は、世の中の人々が想像もできなかった奇想天外な手口で不正腐敗の《新しい境地》を開拓したと言える。
振り返ってみれば、朴槿恵(パク・クネ)とチェ・スンシルとの変わった関係は、かつて朴正熙《政権》の時から絡まれた権力とお金、陰謀の汚れた歴史を離れて考えることが出来ない。 権力を悪用して、詐欺、いんちきや投機、脱税と不当利益行為をご飯のように食べ、黒い金で、腹を肥やして来た朴槿恵とチェ・スンシルの不正腐敗行為は、朴槿恵が青瓦台に閉じ籠ってから最絶頂に達した。
朴槿恵とチェ・スンシルは、権力も共に享受し、財産も共に増やしながら、徹底した共生関係を維持してきた。その代表的な実例の一つが《赤い財布(パルガンチガップ)》に関する話だ。暇さえあれば口実を作ってでも海外旅行をして、カメレオンのように、一日に何度も着替えている朴槿恵(パク・クネ)の生地を選んで裁断し完成する全過程を、これまで、青瓦台関係者でなくチェ・スンシルが直接総括したという。 《大統領》の就任式で着た数千US$のチマチョゴリから、朴槿恵(パク・クネ)を化粧させるのに使用された高価なブランド品のカバンや靴、ブローチとネックレスなど、あらゆる嗜好品の購入費用が、チェ・スンシルが持ち歩いていた《赤い財布》から出た。
だとしたら、彼女が果たして、朴槿恵(パク・クネ)のために自分のカバンを開き、惜しみなく金をはたいただろうか。決してそうではない。 チェ・スンシルは《大統領》の衣装製作費の名目で毎年数百万US$ずつ、青瓦台の倉庫(金庫)をはたき飛ばし、その10分の1も使用せず、残りは自分がそのまま着服し、片付けたという資料が公開された。
これぐらいは何でもない。 強欲なチェ・スンシル(崔順実)の倉庫(金庫)は、あたかも底抜けの巨大な壺かの様に、財界はもちろん、体育、文化をはじめ、社会各界で非常に強く、お金を吸い込んだ。
チェ・スンシルは、朴槿恵(パク・クネ)の演説文を修正するとしながら、自分の倉庫を増やすのに必要な文句をためらわずに入れたり、朴槿恵(パク・クネ)の海外行動の行列に財閥を受け入れる代価として、莫大な金を受け取った。朴槿惠とチェ・スンシル合作として広く知られた《ミール財団》、《Kスポーツ財団》と《もっとブルーK》の不正腐敗事件は、その代表的な実例だ。
自分の退任後の生活の為、パク・クネは、チェ・スンシルの様な詐欺師を推したて、48時間以内に軍事作戦を行うかの様に、財団を設立しては、サムソンとロッテを始めとする大企業から数千万US$に達する巨額を強制的に奪った。朴槿恵は朴槿恵のままに、チェ・スンシルはチェ・スンシルのままに、誰も触れることの出来ない強大な権力を振るって検察捜査に注文を付け、脅威恐喝を加えて、あらゆる手段と方法を尽くして財布を膨らますのに血眼となって踊った。2US$の資金がかかるという、所謂《文化隆盛プロジェクト》と言うものを直接考案することによって、パク・クネは,文化体育観光部とか何とか言う政府の部局を総動員し優先的な投資特典を与え、その資金もそのまま、朴槿恵(パク・クネ)、チェ・スンシルの倉庫(金庫)に積まれたどれほどお金をかき集める事に興味をもったのか、朴槿恵は《大統領》という体面さえすべて握られて、チェ・スンシルグループが開発したその所謂《国民体操》を広告したモデル出演に、身を逆うことも厭わなかった。
このように不正蓄財した金が溢れにあふれ、チェ・スンシルは数年の間に、ソウル江南区の建物と江原道の地、ドイツの豪華ホテルと数軒の住宅まで所有した1等随一の大金持ちになったのであり、娘とともに浮華放蕩して、贅沢な生活に莫大な資金を惜しまず使い果たした。
朴槿恵の庇護の下で、梨花女子大学に不正入学して顔を一度も出さないチェ・スンシルの娘は、金を野放図にばらまき、《優秀な成績》で進学して物議を引き起こしたら、《金も実力》と言う妄言を主張しながら20歳にもなる前に父がはっきりしない子供まで生んで、あらゆる非難の焦点になっている。
彼ら親子は、外国に出てまで何百万US$の乗馬用馬と、乗用車一台の価格を超える世界的に一番高いペットの犬、猫を10匹余りも買い入れ、使用人として若い男子数十名を働かせながら威張り散らし、現地人達から怪しげなやくざ集団を彷彿させるという非難を受けた。 外国におよそ14個にもなる幽霊会社を登記し東奔西走するチェ・スンシルが、さぞかし、怪しいところがると、その国の検察から調査対象として目星を付けられたのであろうもちろん、腐乱して崩れ落ち、病に病んだ黄金万能の南朝鮮で、不正腐敗は絶対に治らない持病であり、特権層の不正・非理として悪名を轟かせ人たちも少なくない
しかし、朴槿恵、崔順実の不正腐敗の腕前は,口八丁手八丁と言う官僚達,唸るほどだ。朴槿恵が政権後、口癖のように《創造経済》とか、《文化隆盛》とか言って、それらを実践するとし、あちこち開いておいた場所に事ある毎に現れ、媚を張ったが、実状は、崔順実と朴槿恵の財布に大金を押し込むための欺瞞劇に過ぎなかったというのが、今日に来て,より明白になった。
崔順実と朴槿恵が権力を振り回しながら、取り散らかしておいた南朝鮮が、不正腐敗が蔓延している臭い一つの巨大な汚物捨て場と化するしかないというのは自明だ。政権与党は、代表をはじめとして、指導部が先頭に立って、朴槿恵の不正腐敗を庇い、彼に同調する動物集団に転落し、青瓦台は、秘書官らが先を争って私腹を肥やし,女色に陥っている臭い廃棄場と化した。
このような腐敗の頭目達が、権力の頂点を塞いで座っているので、南朝鮮の至る所ごとに、あらゆる大小の不正腐敗行為が相次いで起こって,富めばますます富み、貧すればますます貧する社会量劇化現象が極大化され、庶民は日増しに貧困に病み、不幸と苦痛の土壇場でさまよっているのだ。


人民の血の海に沈む《槿恵 順実》号傀儡政府は全ての機能が麻痺し、南朝鮮は事実上類例なき《政治的恐慌状態》に直面している

既に以前、朴槿恵と崔順実が南朝鮮全体を彼らの私的所有物のように思いながら自分勝手に政治を篭絡しており、人民たちの涙の海に浮かんでいる《槿恵 順実》号が、間もなく沈没することについて警告してきた。
朴議員は聞こえないふりをして、傲慢と毒を弄しながら、チェ・スンシル一味を庇護するのに熱中したが、致命的な《チェ・スンシル核爆弾》によって一気に吹き飛ばされる災難に見舞われる事となった。これまで、崔順実の国政介入を全面否定してきた青瓦台は、史上初の政治スキャンダルと関連して、《集団辞職》しなければならない立場にのぼっており、朴槿恵は《息づくミイラ》に他ならない悲惨な状態に処することとなった。
社会各界で《朴槿惠とチェ・スンシルゲート》に対する特別検査と弾劾、内閣総辞職要求が強く出ている中で、傀儡政府の全ての機能が麻痺し、南朝鮮は事実上《権力が一瞬に蒸発した状態》、類例なき《政治的恐慌状態》に直面した。
朴槿恵の《宦官集団》、《私設政党》と呼ばれた《セヌリ党》は、毎日のようにしかめっ面になって、あちらこちらで井戸端会議を広げ、親朴系と非主流に分かれて犬の喧嘩をしたり、《朴槿恵離党》と《党指導部辞任》、《チェ・スンシルー特検》を推進する方法で生きる道を探すと慌てふためいている。
一方、野党は《朴槿恵捜査》と《チェ・スンシル検挙》、《大統領府の家宅捜索》などを第一義的に推進し、《朴槿恵、チェ・スンシルスキャンダル事件》の根を持ち上げて、厳しく処罰することを強く主張しており、広範な社会系の《朴槿恵弾劾推進委員会》、《朴槿恵弾劾のための汎国民運動本部》などを組織し、全面的な大衆闘争に突入した他、梨花女子大学を先頭に、ソウル大学、高麗大学、西江大学校をはじめ、ほぼ全ての大学で、連日、時局宣言が発表されている。
南朝鮮のインターネットでは、《朴槿恵は、チェ・スンシル共和国の大統領》、《チェ・スンシルの夢を実現するために存在してきた大韓民国国民であることが恥ずかしい。》、《チェ・スンシルの護衛武士である朴槿恵は、国民に謝罪して下野せよ!》と激怒した民心の声が溢れ、進歩、保守の別なく、全てのマスコミが先を争って《朴槿恵、チェ・スンシルスキャンダル事件》の筋道を暴くのに飛び込んで来た。
外信も南朝鮮で《昼の大統領は朴槿惠、夜、大統領はチェ・スンシル》という前代未聞の奇怪な事態の全貌が続々と暴かれていく事に、驚愕を禁じることが出来ず、連日朴槿恵を、揶揄嘲笑し、その腐った政治の酷評に乗り出している世界政治史を振り返ってみると、一つの国、一つの政権を崩壊させた政治テロと軍事政変、暗殺と不正腐敗など重大な事態は数えきれないほど記録されている。
しかし、《朴槿恵政権》の様に何も知らない巷の、或る無知識の老婆が、《大統領》の背後で権力を独占し、政治、経済、文化、外交、国防など、全ての領域を勝手にいじられ、1日に朝に一気に崩された実例はほとんど珍しい。内外が今回の《チェ・スンシル国政篭絡事件》をめぐり、国際政治史で類例が見当たらなかった特大型スキャンダル、朴槿恵《政権》の終末を早めた重大事件で注目する理由が、まさにここにある。
同族対決、親米事大に狂って暴れ、民族の頭上あらゆる災いを引き起こそうとする朴槿恵一味に、最後の審判を下すことになるだろう南朝鮮に入り込んだ今日の悲劇的な事態は、歴史の必然であり、植民地下手人である朴槿恵《政権》の避けられない運命だ。朴議員は政治的能力が飛びぬけているとか、手腕が抜きん出て《大統領》となったのでは決してない振り返ってみれば、2000年代に入って、6.15時代の激烈な流れに乗って反米自主、聯北統一の熱気が盛り上がる中で、南朝鮮で親米保守勢力は急激に弱体化されたのであり、米国の植民地体制も大きな脅威に直面した。
民心の動向を受けて、没落する保守勢力内で,これ以上適切な人物を選ぶことができない南鮮の一部住民の中に残っている朴正煕に対する盲目的崇拝心を動かして,民心を得るという卑劣な目的で打ち出された人物が、他ならぬ朴槿恵だ。
南朝鮮のマスコミが2012年の《大統領選挙》の結果をめぐって、朴槿恵を当選させた要因のうち99%は、米国の操縦と父朴正熙(パク・チョンヒ)の後光であり、本人の能力は1%ぐらいしかないと嘲弄したのは偶然ではない。
このように、最も非正常的な方法と程度に会うはずもない《大統領》の椅子を、辛うじてかぶったが、その絶望的な頭では何もできず、さりとて、見え透いた実力を、誰にも現わして見せられない朴槿恵(パク・グンヘ)としては、権力を維持するための非常手段としてチェ・スンシルのような素人の《神通力》に頼るしかなかったのだ。
今日の事態こそ、長い間権力を独占して、あらゆる専横を躊躇せず、同族対決を日常的にやってきた、南朝鮮の親米保守勢力の総体的崩壊以外の何ものでもない。南朝鮮の現政治情勢は、未来を予測しにくい重大な岐路に置かれており、混乱は日増しに激しくなるだけだ。ずるくて横着な朴槿恵は今も、表では悪魔の作り笑いを流し、何も無かったように世渡りしているが、後(うしろ)では汚い残命を持ち堪える為、最後のあがきをしており、米国と親米保守勢力を笠に着て、恐ろしい陰謀を再び作り上げるために狡猾に動いている。
この鍵を握る視角の大勢の流れは、歴史の主人である南朝鮮人民らが、果たしてどのように、自分の責任と役割を果たすかによって左右されることとなる。南朝鮮の各階層の人民たちは、4.19の喚声で李承晩(イ・スンマン)を打倒した様に、反ファッショ民主化の激烈な喚声で朴正煕(パク・ジョンヒ)に悲惨な終末をもたらした様に、5.186月民主抗争で民主の春を抱いて来たように、反人民的悪政と同族対決、親米事大に狂って暴れ、民族の頭上あらゆる災いを引き起こそうとする朴槿恵一味に、最後の審判を下すことになるだろう。(終わり)
                                    (訳 柴野貞夫 2016 1120日)