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(朝鮮民主主義人民共和国 ウリミンジョクキリ 201612月16日付 )
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=ugisa20&no=121697&pagenum=1


        船長を失ったセヌリ号と丙子年の飢えたカラス・潘基文

 
  ▲朴槿恵の後釜に名乗り出た潘基文

全斗煥軍事政権のスパイとして働き、パレスチナの虐殺に何もしなかった機会主義者・潘基文を担ぎ出すセヌリ党

丙子年 (訳者注−六十甲子の丙子に該当する年、1637年、清の侵攻や凶作など、社会的変動の年と言われ、その時の飢えたカラスが即ち潘基文だ)のカラスが、からの厠(かわや)を覗き見していると言う諺の意味を証明しようとする者がいる。それが南朝鮮の大統領になる野望を抱いて、目を赤くして動き回っている潘基文(パン・ギムン)だ。
権力の為であれば、苛性ソーダも、ガブガブ飲む潘基文が、国連での任期が終わる事と関連して、南朝鮮の大統領選に割り込んで、青瓦台の居間を占領しようと図っており、その実現のため、既に前から裏工作を広げて来たのは決して秘密ではない。問題は、この様な権力野心家潘基文に一命を預けた<セヌリ党>の連中達が、無我夢中で秋波(色目)を投げていることだ。
最近、セヌリ党のの非朴系の者は、<政権>再創出が重要だという観点から、潘総長を助けることが良い選択、潘基文(パン・ギムン)3地帯で勢力構築に乗り出す場合、彼とも連合しなければならないと言う世論を広め、潘基文を保守勢力の次期大統領選候補に立たせようと言う企図を露骨に暴露している。

もちろん,既に前から、朴槿恵弾劾政局で、非朴系の親分株の金武星(キム・ムソン)が大統領選不出馬を宣言した裏面では、朴槿恵親朴系の者らと、決別するかの様に見せ様とする意図もあるが、それよりは、割れた鉢の水のような保守徒輩を、また、束ねて立ててみようとする浅知恵が隠れている。 将に、そうした兇心を実現するため、国連事務総長を経験した潘基文という人物の迎え入れが、必ず必要だと計算したのだ。
一方、朴槿恵の弾劾とともに殉葬奴隷の第1回と目されている親朴系の者も、いわゆる潘基文待望論を騒ぎながら、ぎこちない抱き込みに没頭している。言うなら、権力欲に狂った潘基文にラブコールを送るセヌリ党の輩たちの卑劣な醜態には、何が敷かれているのだろうか。


セヌリの<政権再創出><真の保守政党再建>と言う馬鹿げた夢を共有する潘基文

伝えられた様に、南朝鮮で類例なく高まっている朴槿恵弾劾の気運は、セヌリ党を船長を失った難破船、風前の灯火の身にしてしまった。 これから突撃しようとしても、怒った民心は、非朴系であっても、親朴系であっても,大きな棍棒で打ちのめさなければならない朴槿恵の《特等賦役者》と糾弾しながら、「セヌリ党解体」という結論を下した状態である。
後に退くと、莫大な党の財産をそのまま出すのが惜しくて、特に廃族(訳者注−先祖が大きな罪を犯して死んで、その子孫が出世できなくなったこと。またそんな輩)に追い込まれ、再び政界に現れたり消えたりすることも出来なくなると言う、身の毛もよだつ後の災いが待っている局面だ。それこそセヌリ党全体が、まな板の鯉、犬の餌どんぐりに転落されてしまったのだ。
その様な事から、どの様にしても、保守の基礎を固めて新しい保守大連合を実現してこそ、政治的残命も維持することができ、またそれを拡大させ、次期大統領選で政権再創出と言う野望を実現出来るという焦燥感が、潘基文待望論に(向かって)、セヌリ党のの焦点が集まっているのだ。「 親朴系が傷を受けた保守の旗を立て直したい」としながら、真の保守政党の再建のスローガンを騒ぎ立てるのは、結局保守大連合という妄想と政権再創出と言う馬鹿げた夢の為のあがきなのだ。
その内面をもっと見ると、セヌリ党には、取り立てて(特にこれと言った)党を率いていく人物も、次期《大統領選》で候補として出るに値する、有力な人物も居ない事が、非朴系と朴槿惠派を横断的な関心事であり、難問でもあるのだ。セヌリ党のの、この様な運命問題に,救援投手格となっている潘基文は、また、そのままの野心を実現するため、南朝鮮政界を覗き込んでいる。
今、南朝鮮の民心は、朴槿恵弾劾とセヌリ党の解体だけでなく、南朝鮮社会を、あらゆる詐欺といかさま、不倫背徳が乱舞する場にしてしまい、南北関係を完全に皆殺しにした保守《政権》に大きな幻滅を感じ、一様につばを吐いている。大統領選への野欲に燃える、潘基文(パン・ギムン)の陰険な企て、とても酷い親米保守分子であり、幼い頃から、風に吹かれて帆をかけて、時勢に流されて舟を乗り換えながら、権力の走狗、外勢のスパイ仕業も躊躇しない潘基文が、決して、自分の本性を変えると言うのは、出来るものではない。
現在、潘基文(パン・ギムン)が、側近達を押し立て、「(潘基文は)最初から親朴側人士ではない」とか、「新党を創党するのだとか何とか言いながら、セヌリ党と一定の距離を置く振りをしているが、もともとハッキリした自分の考え方も、理念もなく、“肝臓にくっついたり心臓にくっついたりする”(訳者注―朝鮮の諺で‘二股膏薬’を指す)と言う自分に有利な側だけ探し回る不当極まる悪徳商人輩、油ネズミのような彼が大統領選候補が多い野党圏よりは候補がいない保守側に旗を立てる事が、何処から見ても実利があると考えての事だろう。
だとしたら、船長も失って、沈没直前に直面したセヌリ号の最後の<トランプカードの中の1枚>と、大統領選への野欲に燃える潘基文(パン・ギムン)の陰険な企てが、果たして実現可能かということだ。これに対する答えを、南朝鮮のインターネットホームページに掲載された文書で探すことにしよう。


在米・金大中を監視し、全斗煥軍事政権に報告した、スパイ潘基文

 “今、守旧保守勢力らが、人事の思案に余念がない。 他のことは全て差し置いて、潘基文(パン・ギムン)の<大統領>作りを一度見てみよう。人の出来栄えは、その人が生きてきた過去を見れば分かる。 全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事独裁政権時代、この地の大学生たちが民主化運動をして、死んで、捕えられ、拷問を受けている時、米国で留学中だった潘基文(パン・ギムン)は、(在米国中の)金大中(キム・デジュン)の人生を、殺人者である全斗煥(チョン・ドゥファン)に報告するスパイ仕業をした者である。 国連事務総長としてイスラエルのパレスチナの子ども虐殺事件の時も、ろくに、自分の考えもなく、一言、云う事も出来ない機会主義的な属性を見せた者である。
潘基文(パン・ギムン)といえば、権勢と栄達のためには、裏切りと変節を日常茶飯事のようにする悪徳商人であり、うなぎの様であり、米国が手垢を付けて育てたスパイであり、犬だと言って、この地の国民達は非難している。欧州のマスコミは、潘基文(パン・ギムン)を指して、国連の歴史上、最悪の総長、驚くほど有名無実(訳注―形骸化したと言う意味)な人物>と酷評している。日本に屈従し、性奴隷犯罪に関連した屈辱的合意を作り出した朴槿惠を、絶対多数の国民らが糾弾したが、その者(潘基文)は、現執権者に賛辞を送った。

守旧保守勢力の安息の場を作ってやる潘基文

絶対に<大統領>になっては駄目な人間−全斗煥(チョン・ドゥファン)が大統領で出馬した時や、商売人−李明博(イ・ミョンバク)、維新・独裁者の娘・朴槿恵が出馬した時、その様に表現したことがある。潘基文(パン・ギムン)は、朴正熙(パク・チョンヒ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)、李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・グンヘ)などと同類の、もう一つの名前にすぎない。
彼が生きてきた行跡で見ると、彼は財閥の利益に着実に服務して、守旧保守勢力と御用言論に振り回され、この土地を一世紀前に戻す人物だ。 守旧保守勢力の安息の場を作ってやる潘基文(パン・ギムン)は、絶対に大統領になってはならないと評する理由が、将にここにある。 これが将に民心だ。
米国の水(環境)に、すっかり慣れた醜悪な俗物の潘基文(パン・ギムン)を手繰り寄せ、保守政権の延長を図るセヌリ党も哀れであって、権力欲に熱狂し、朴槿恵逆徒と共に滅びて行くセヌリ号の船長の役割をして見ようと、丙子年のカラスが、厠を覗き見する様な、潘基文(パン・ギムン)の運命も、未来がないのは一緒だ。むしろ、醜悪な野合は、怒った民心の火炎に油を注ぐ格好となって、保守の輩たち全体を、地獄の火釜に入れる結果だけをもたらす事となるだろう。
                                    (訳 柴野貞夫 20161219日)