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(民衆闘争報道 韓国民衆言論ミンプラス 2017513日)
http://linkis.com/m.minplus.or.kr/news/rHXNh


  米国と世界の言論媒体がまき散らしてきた朝鮮関連の4つの嘘を廃棄せよ


朝鮮は合意を達成し履行しようと努力したが、米国が一方的に破棄し朝鮮政権の転覆を追求した

 

▲この12日、国会のセミナーに出席したイ・レギョン別の百年」理事長()とコステロ会長(中央)
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写真「別の百年」ホームページ]


米国の朝鮮問題専門家が、新政府の南北関係改善に向けた政策課題の一つに“数十年間、朝鮮の核問題の解決策の主流として扱われながら、公論を糊塗した「四つの嘘(myths)」を暴露して廃棄しなければならない”と主張して関心を集めた。
ステファン・コステロプログローバルコンサルティング(ProGlobal Consulting)会長は最近、国会議員会館で開かれた韓国新政府の東アジア政策の方向と南北関係改善に向けた政策課題セミナーで“新政府は、これまでの‘クジラの間に挟まったえびの立場から脱して、外交と安保の新たなアジェンダを主導する機会を捉えなければならない”と述べたと、イ・レギョン「別の百年理事長が16日、研究員記名コラムで明らかにした。 コステロ会長は1990年代半ば、米国の金大中(キム・デジュン)平和財団副理事長を務めたことのある進歩性向の人物として知られている。
イ・レギョン理事長がコラムで明らかにした、コステロ会長が強調した事案、(米国の主張をそのまま垂れ流す世界の言論媒体が、まき散らしてきた)「朝鮮に関する4つの嘘は以下の通りである。
● 第一の嘘は、「朝鮮の非理性的指導者は、地域の集団的安保と経済的協力の可能性には関心がなく、ただひたすら核武装で問題を解決しようとする」と言うものだ。
しかし、実際には、(今日まで)朝鮮は合意を作ろうと努力してきており、合意内容を履行しようとした。にも拘らず言論媒体達は、毎回、失敗を繰り返してきた制裁と封鎖政策だけが唯一の解決策であるように伝えて来た。
● 第二の嘘は、「朝鮮は合意内容を尊重しなかった。だから米国は、朝鮮を信じない」と言うものだ。
しかし、<1994年の米朝枠組み合意>は、非常に慎重な交渉を通じて行われたが、ブッシュ行政部がこれを一方的に破棄し、朝鮮政権の転覆を追求したということが真実だ。
● 第三の嘘は、「朝鮮を交渉テーブルに引き出す方法は<最大限の脅迫と封鎖>以外はない」という主張だ。
しかし、過去、韓米両国(クリントンと金大中)時代が取った包容政策は非常に成功的であって、朝鮮は米国によって脅迫された時だけ脅威的なやり方で対応しただけだ。 朝鮮に圧力を加えたときだけ地域の安保が実際的に危険になった。
● 第四の嘘は、1990年代の包容政策が韓国と米国は全く得た物がない、一方的な朝鮮支援だった」という主張だ。

しかし、当時、朝鮮が核とミサイル開発を中止したという点は、韓米両国の偉大な成果だった。 平壌(ピョンヤン)は、去る2000年、高位級人物をワシントンに派遣することで、朝鮮に対する米国の疑念を振り落として、信頼を得ようとした。すべての事態を逆に回したのは、ブッシュ政権の対朝鮮敵対政策だった。
精魂込めて作ったジュネーブ合意を破る事は、(米国による朝鮮に対する)不当な仕打ちであるのに、当時、チェイニー副大統領は“悪魔(朝鮮の事)との交渉は必要ない。ただ屈服させるだけと述べた。
討論会の司会を務めたイ・レギョン理事長は、このようなコステロ会長の発表内容と関連して、“米国内にも、平和を追求する多様な意見が存在し、一緒に協力できる可能性があることを発見した、“当事者である韓国は、今からでも強力な道徳的権威を持って状況を主導していかなければならない”と所感を伝えた。
                                              〈訳 柴野貞夫〉