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(朝鮮半島の平和と統一の為の進路は何なのか、はっきり知らなければならない 「 労働新聞」 2017年715日付
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa2&no=1136444&pagenum=5

 朝鮮半島の平和と統一の為の進路は何なのか、はっきり知らなければならない(2)
           −ムン・ジェインの≪韓半島平和構想≫の実態を暴く

                                                           チョ・ナムス

言行相反する、対話協力の決まり文句


最近、南朝鮮当局は、現執権者が発表した《韓半島平和構想》の骨子は、北と南の対話と協力を通して緊張を緩和し、関係改善を成し遂げようと言うものだとか何とか言いながら、何か実践的措置でもとるかの様に、世論を駆り出している。
一方、《状況管理の為の接触から始めて、意味ある対話を進展させて行くべきである。》、《正しい与件(条件)が備われば、いつでも合う事が出来る。》《適切な条件が準備されれば、韓半島の経済地図を新たに描いていくだろう。》などと、現執権者の大言壮語を連日広告しまくっている。
しかし、経緯も知らず、 内容を覗き見ると、荒唐無稽なる事極まりない。対話とか、協力とか言って、直ぐに仕事に取り掛かるかの様に騒ぐが、他でもなく、その前に付いている《正しい与件》や、《適切な条件》と言うレッテルが、対話の<打令>(決まり文句)に隠された、混乱した内心をそのまま表している。
彼等が言う、《正しい与件》とは、他でも無い、我々が核を放棄すると言う意思を明らかにすると言うものであり、《適切な条件》とは、対北強硬一辺倒を主張する米国が、北南対話と協力を承認した状態でなければならないと言うものである。
結局これは、南朝鮮当局者達が、対話とか、関係改善とか言って、聞こえの良い言葉を並べるが、事実上、ご主人(米帝)と手足を合わせて、我々の核放棄を誘導し、圧迫する事に第一義的な関心と目的を置いているのであり、対話も北南関係も、ここに服従させ様とすることを、明らかに示している。
南朝鮮の各界層の中で、《前提条件ある対話提案》は、保守《政権》達と少しも変るところがないものであって、《期待以下》であり、《北に受け入れる様にとした提案ではない》という強い非難が出てきている事は、決して偶然ではない。
実際に、南朝鮮の現執権者は、対話提案遊びの裏側で、我々に対する国際的な制裁圧迫を更に強化しようと、自分の本音を間違いなく明らかにした。
(ムン・ジエインは)ベルリンへ発つ前から、我々の核心地点を打撃する《ピョンヤン打撃動映像》を作り、無闇に持ち出し、必要なら《斬首作戦》も辞さないと言う、許すことが出来ない妄言まで、公然とほざきまくったかと思えば、主要20か国首脳者会議で、我々の正々堂々たる自衛的措置である大陸間弾道ロケット発射を、糾弾する内容の共同声明を発表しなければならないと、無理押し(横車)を弄した。
この国、あの国の首班達を忙しく訪ね回り、《北に、更に厳重な制裁と圧迫を加えなければならない》と、太い血筋を高める余り、《戻る事が出来ない橋を、渡らないことを願う》とか、《最後の機会》だとか言って、我々を刺激する言葉の質も憚ることなく、食ってかかった。
以前には北南間の対話を云々し、後には背を向けると言う、同族を孤立窒息させる為の、更に強力な制裁と圧迫にしがみついたこの様な妄動は、《対決ある対話》をほざきまくり、狂奔したリ・ミョンパク、パク・クネ逆徒達を彷彿とさせている。
相手方を公然と冒涜し、信頼でなく憤怒を触発させる行為を日常化しながら、何かの対話を云々する事自体、話が全く理屈に合わない(語不成説)のだ。この様な醜態で、ご主人(米帝)の目にとまり、歓心は買うことが出来ようとも、どのようにして対話の相手方の心を動かす事が出来るのだろうか。我々には前提条件のある関係改善と言う、事実上、現北南対決を持続させ、更に悪化させると言う声として、聞こえるだけであり、《制裁と対話の並行》と言うものは、目を見開いて吐き出す、寝言の様に思われるだけだ。
事実、北南間の対話と関係改善の為の前提条件について言えば、語る言葉は我々の側にもっと多い。南朝鮮の現当局が前任者達と違って、北南関係改善と対話に少しでも関心があれば、今まで米国に追従し、極悪非道で反人倫的な反共和国制裁と、圧殺策動に加担して来た罪行から、真っすぐに反省し、我々民族同士の精神に、真に充実して、同族と最後まで手を繋いでいくと言う意思を、内外に明らかにしなければならない。
この様な根本的な政策転換、立場の転換が無ければ、そのどんな口約束も,見掛け倒しの山杏(やまあんず)に過ぎず、新しい実践を期待する事は更に難しいと言うのが、我々の立場だ。南朝鮮当局が、北南関係を最悪の破局に追い込み、民族の指弾を受けた前任者達の悲惨な前轍を踏もうとしないなら、身の処し方を正しくするのが良いだろう。


根本問題から解かなければならない

南朝鮮執権者達は、《非政治的な交流協力事業を、政治、軍事的状況と分離して推進》するとか、《容易い事から始めて行こう》とか、言いながら、《離散家族》の対面開催と、体育交流、民間級交流協力事業から、優先的に推進すると気炎を吐いた。
我々は、北南間の体育文化交流や、人道主義的協力事業などを否定しない。外勢によって分かれた民族分裂の痛みを癒し、同族間に、血縁的、情緒的紐帯感と、民族的共同性を甦らせるためのこの様な事業は、どんなことがあっても、中断されることは駄目だというのは、昨日も、今日も、一貫した我々の立場だ。
この為に、我が共和国に反対するあらゆる敵対的妄動に血眼(ちなまこ)になって暴れて来た、リ・ミョンパク、パク・クネ逆徒の執権時には、我々は散らばった家族、親戚の対面を始めとする人道主義事業を、主導的に提議し、実現させたのであり、体育文化交流の多様な空間を準備する為に、惜しみ無き努力を傾けて来たのだ。
それにも拘わらず、民間級交流と往来の道が完全に途絶え、6.15時代の玉童子(玉の様にかわいい男の子の意)と呼ばれたクムガンサン(金剛山)観光と、ケソン(開城)工業地区経済協力事業が完全に遮断されたのは、他でもなく米国の、対朝鮮圧殺策動に全的に追従して来た南朝鮮の親米保守輩党に全的な責任がある。
訳注―2000615日、南朝鮮・金大中大統領と、朝鮮・金正日国防委員長は、ピョンヤンで “南の連合制案と北側のゆるやかな段階での連邦制案が、互いに共通性があると認め、今後、この方向で統一を志向していくことにした。”とする共同宣言を発表した。)
今も、北南間の往来と交流の道を塞いでいる「5.24措置」は、堂々と存在している。口を開けば、「人道問題」の解決を騒ぐ南朝鮮当局者が、パククネ逆賊一味の反人倫的な拉致蛮行に、自分の父母、親戚たちと、生き別れに合って、不幸と苦痛の中でもがいている12名の我が女性公民達や、キム・リョンヒ女性の送還問題さえ解決されていない。
諸事実は、最も先鋭な敵対的関係に置かれている北南間に、対決構図の清算と言う根本的な問題の解決を無視して、そのどんな非政治的交流や、協力も、あり得ない事をはっきりと見せている。のみならず、一方の善意と努力で、一二回の散らばった家族、親戚の面会が実現され、数件の非政治的交流協力事業が成就されたとしても、北南関係が根本的に変化したり、戦争の危険がより少なくなる事もないと言う、深刻な教訓を残している。
今日同胞が、一様に要求するのは、北南関係の根本的改善であり、新しい統一時代の開拓である。反統一の敵輩を消して、第二の6.15時代へ行く路程で、北と南が一緒に歩き始めなければならない第一歩は、当然、北南関係の根本問題である政治軍事的対決状態を、解消する事だ。南朝鮮執権者が、第一義的問題として持って出た非政治的交流協力というものは、北南間に、対決状態を解消していく過程で、自然に論議され実践されることになっている。
今回、南朝鮮当局者が、敢えて他国の土地にまで行って、非政治的交流協力を前面に押し立てなければならないと力説したが、事実上、北南関係改善と祖国統一問題解決の為に、自分自身が引き受けなければならない重大な責務を、回避しようとするものだと見る他はない理由がここにある。
南朝鮮の現執権者が言った様に、あらゆる仕事では、始まりが重要だ。特に、親米保守《政権》下で、激化された不信と反目、敵対と対決で、複雑となり先鋭にもつれた北南関係を、同胞(民族)の志向と念願に合わせ、根本的に改善し、朝鮮半島の平和と統一を成し遂げる為の新しい旅程からの第一歩は、何よりも重要である。
その第一歩は、必ず必要な事から、必ず解決すべき根本問題から始めなければならない。我々の民族和解と団結を願わない米国と、北南関係改善を必死に妨害に出る親米保守勢力の顔色も見てからでは、同胞の意思と南側の蝋燭民心の志向を正しく実現し遂げる事は出来ない。我々は既に、民族の根本的利益を重視し、北南関係の改善を望む人であれば、誰とでも喜んで手を握って進む立場を、重ねて明らかにし、北南当局を含んで、各政党、団体と、国内外の各界各層の同胞達が参加する全民族的な統一大会合を開催し、朝鮮半島の平和と統一の画期的転機を開いて行こうと提案したところである。
南朝鮮当局は、民族の志向と大勢の流れに逆行し、外勢依存の道を固執するのではなく、同族が差し出した手を握り、北南関係改善と自主統一の為の正しい道に入らなければならない。(終)
                                              (訳 柴野貞夫)

<参考サイト>

☆朝鮮半島の平和と統一のための進路は何なのか、はっきり知らなければならない(朝鮮民主主義人民共和国 労働新聞 2017年7月15日付)

http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_586.html