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(朝鮮民主主義人民共和国 労働新聞 2017820日)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa2&no=1138353&pagenum=1


  米韓合同軍事演習は、一触即発の危機事態を生み出す無謀な戦争挑発だ


戦争狂の主人(米国)と、魂の抜けた走狗(韓国)による核戦争挑発

米国防総省が21日から、南朝鮮傀儡と悪名高い《乙支(ウルジ)フリーダムガーディアン》合同軍事演習を開始すると公布した。 2つの米帝侵略軍核航空母艦打撃団と、核動力潜水艦をはじめとする戦略資産が、朝鮮半島水域に集結される予定だ。 好戦狂達は、合同軍事演習が2段階に分けられ、最大限の実践の雰囲気の中で進行されるものだと、騒ぎ立てている。
先日、トランプと南朝鮮傀儡執権者が、その、いわゆる《抑制》の為の協力とか何とか言って、無謀な火遊び騒動について謀議したと言う。それによって、米合同参謀本部議長 ジョセフ・ダンフォードが、連合防衛体制点検を云々して南朝鮮を行脚し、傀儡軍部の頭目達と密議を繰り広げた。ヒステリー的なご主人(訳注―米国)と、魂の抜けた走狗(訳注―南朝鮮)の無知な戦争挑発の企みだ。
外信は《米航空母艦2隻、70余日ぶりに再び、朝鮮半島出現》、《情勢は〈乙支フリーダムガーディアン〉で一層悪化されることになる》などと評している。


一触即発の核危機を造成する米国

そうでなくても、米国の史上最悪の反共和国制裁騒動と軍事的挑発妄動として、今朝鮮半島と周辺地域情勢は極度に先鋭だ。
世界はかつて体験したことがない、一触即発の危機事態だと懸念しながら、息を潜めている。 冷戦時代のカリブ海危機も、朝鮮半島に造成された今日の危機とは、対比さえする事が出来ないと言うのが、観測者たちの一致した評価だ。
《乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン》の合同軍事演習は、点いた火に油を注ぐように、情勢をさらに悪化させるだろう。まして、トランプの輩連中が、《首切り作戦》と《特殊作戦》、《対北朝鮮先制打撃》と《予防戦争》の必要性について騒ぎ立てる中、冒険的な反共和国核戦争演習を公言して乗り出したのは、情勢を,完全に統制不可能な核戦争勃発局面に追い込む無分別な醜態だ。

大陸間核弾道ミサイルの試験発射を繰り返す米国

最近でも、米国は、太平洋上のマーシャル群島付近に向かって、再び《ミニットマン-3》大陸間弾道ミサイルの試験発射を行った。 それが我々共和国を標的にしているということを隠してはいない。我が国家に対する、露骨な核威嚇恐喝であり、正面挑戦である。極悪非道な、侵略の脚本を完成するための反共和国合同軍事演習は、我々に対する敵対意思の最も露骨な表現だ。それが、実戦へと移って行く事はないと、誰も断言する事は出来ない。
米国が、今日までも,肥大化した力に未練を抱いて,我々をどうこうしてみようと言う事は、現実がどの様に変化し、相手が誰なのかと言う事に対する初歩的な判別力さえ喪失した無謀な振る舞いだ。単純な損得関係も計算できない愚かな行為だ。
一人前の用も足せない投票機械達(訳注―米国主導の安保理決議に賛成票を投じた列強達を指す)を鞭打って、前代未聞の対朝鮮《制裁決議》を操作した強盗―米帝とケリをつける、全朝鮮人民の決死の報復意志は天に届いている。それは、自分の偉業の正当性、白頭(ペクトゥ)山大国の力に対する堂々たる自負心と、最後の勝利の必然性に対する確信に基づいた百年宿敵との総決算の意志だ。

アメリカ帝国にだけ権利があるのではない

朝鮮半島とその周辺地域での軍事的緊張を高度に激化させている米国が、未だに、戦争を太平洋の彼方遠くにある、他国の門前での事だと妄想するなら、それ以上の大きな失策はない。
米国が時となく、核戦略爆撃機編隊を駆り立て、我々の戦略的対象物を狙った実戦核打撃訓練を強行し、敢えて《炎と怒り》、《予防戦争》などの喇叭を吹きかけ、嫌な遊びにふけっているのは、我が国の軍事的威力に青ざめた者たちの断末魔のあがきに過ぎない。
アメリカ帝国にだけ、権利があるのではない。 自分がしている事を、他人がしてはならないという事はない。トランプ行政部は、自ら迷宮に陥っており、米国の歴史で、最も困った戦略的選択に直面しているという国際社会の声を、じっくり聞く必要がある。即興的な感情は失敗の前提である。米国は理性的に、考えて行動しなければならない。
我が軍隊の度重なる警告にもかかわらず、核の棍棒を振り回しながら、惚けた悪ふざけをやってのけるだけ、自滅だけを促すことになる。自分の土地は安全で、死は他人の事だと言い張る思考は、米国に百害無益である。
                                     (訳 柴野貞夫 2017821日)

<参考サイト>

☆ [論考] 捏造と欺瞞で国際社会を欺き、主権国家への先制攻撃を公言する米国を糾弾する (柴野貞夫時事問題研究会 2017年4月16日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_54.html


☆ [論考]ろうそく蜂起の民意を踏みにじるムン・ジェイン政府 (柴野時事問題研究会 2017年6月28日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_56.html

☆ 米国と世界の言論媒体がまき散らしてきた朝鮮関連の4つの嘘を廃棄せよ(韓国・ミンプラス 2017年5月13日付)
http://vpack.shibanojijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_580.html

☆ 国連・第71回総会における李ヨンホ外務大臣 演説全文(2016年9月23日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_550.html


☆ 世界的な核戦犯の正体は絶対に隠す事は出来ない(労働新聞 2016年9月16日付
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_549.html


☆ 問題は朝鮮ではなく米国だ (<第4メディア>2017年4月20日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_575.html