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(「米国や外勢は、民族同士の対話に介入するな」 韓国・ミンプラス社説 201818日付)
http://linkis.com/m.minplus.or.kr/news/rHXNh


         [社説]米国や外勢は、民族同士の対話に介入するな

非核化を前提としなければ会談は無意味とか、対北朝鮮制裁と軍事オプションは有効であるとか、米国の主張は、南北共同の利益を否定するものだ。

南北関係は、誰がなんと言っても南と北が心得ている事だ。米国や他の外勢が、うるさく指図する何の理由もない。一家の兄弟同士が仲良くしようというのに、他人があれこれ言う話ではない。
最近、南北対話が開始されると、米国は韓国が南北関係の改善に速度を調節しなければならないとか、非核化の前提がなければ、会談は無意味であるとか、対北朝鮮制裁と軍事オプションは依然として有効であるとか言いながら、仲を裂こうとしている。“南北関係は、我々が知っているから米国は介入するな”

これが南と北、我々民族がアメリカに投げるメッセージだ。 事実ムン・ジェイン政府が「南北対話のプロセスを、米国と緊密に協力する」という立場を明らかにしたのは、避けられない側面がある。
 韓国の軍作戦指揮権を持つ米軍が、いつでも戦争を引き起こす事が出来、オリンピック期間に、突然,韓米合同軍事訓練も実施してしまう場合、困難に開かれた対話局面が、一日で閉じてしまうこともある。 ここに、韓米FTA再協議さえ開かれている状態で、国益を守るべき大統領として苦悩が並大抵であろう。
しかし、金大中、盧武鉉政府時代、すでに用意された南北関係の基本原則は変わらない。  6・1510・4共同宣言のように南と北が会えば南北共同の利益を追求するようになっている。 もしここに介入しようとする第3者がいる場合は明らかに不純な目的があると見なければならない。 なぜなら、他の国の利益のために外交を繰り広げる国はこの世に存在しないからである。 米国トランプ政権はとりわけない。

  
9日、ジョミョンギュン統一部長官と李ソングォン祖平統書記が朝鮮半島の平和統一の礎となる歴史的な南北高位級会談を開く。

南と北は会談で、双方の意思と利益を正確に反映して合意した事項は、必ず履行しなければならない。そうしてこそ、信頼が生じる。 特に南北が合意した事項が外部勢力の干渉によって、正しく執行されないか、南北関係が外勢との関係よりも後回しに押されることがあってはならない。また、米国と日本は、我々を友邦と考える心が一抹でもあれば、我が民族同士の会話に割り込んではならない。
                                             (訳 柴野貞夫 2018111日)