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「南北五輪実務会談、軍事当局会談開催合意」 韓国・統一ニュース 201819日付)
http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=123384


             南北五輪実務会談、軍事当局会談開催合意

                                            パンムンジョム(板門店)共同取材団


南北が、ピョンチャン(平昌)オリンピックの、北側参加に向けた実務会談を開催することで9日合意した。 また、軍事当局会談と2回南北高位級会談を開く事とした。南北はこの日、午後85分から37分間の終結会議を開き、南北共同報道文を発表した。


▲写真 9日午後8時頃、高位級南北当局会談を開いた南北は、3つの項目の合意文が盛られた南北共同報道文に署名した。 [写真-パンムンジョムー共同取材団]

平昌オリンピックの実務会談、軍事当局者会談の開催など3項目の合意

南北は“双方は、朝鮮側代表団のピョンチャン(平昌)冬季五輪競技大会と、冬季パラリンピック大会参加問題と全同胞の願いと期待に合うように、南北関係を改善して行く為の問題を真剣に協議した”とし、3つの項目を合意した。
まず、南北は、平昌冬季五輪を“民族の地位を高める契機となる様にする為、積極協力”し、朝鮮は高官級代表団と民族オリンピック委員会の代表団、選手団、応援団、芸術団、参観団、テコンドー示範(模範)団や記者団を派遣することにした。
南側は、これらの必要な便宜を保障することにしており、朝鮮側の事前の現場踏査のための先発隊の派遣問題と、朝鮮側の平昌五輪参加関連実務会談を開催することにした。 日程は今後文書交換方式で協議するという計画である。
第二に、南北は“軍事的緊張状態を緩和し、朝鮮半島の平和的環境を用意しながら、民族的和解と団結を図るため、共同で努力することにした”と、そのための軍事当局会談を開催することに合意した。また、南北は"多様な分野で接触と往来、交流と協力を活性化し、民族的和解と団結を図ることにした"と明らかにした。
最後に、南北は“南北宣言を尊重して、南北関係で提起されるすべての問題を私たち民族が韓半島問題の当事者として対話と交渉を通じて解決していくことにした”、“南北関係改善に向けた南北高官級会談とともに、各分野の会談も開催することにした”と発表した。

▲南北が高位級南北当局会談の終結会議を続けている。 [写真-板門店(パンムンジョム)写真の共同取材団]

2次高官級会談開催することに−"対話継続性確保"

今回の会談結果に、政府は、平昌五輪を名実共に全世界の平和の祭典で開催できるようになった”南北がともに調和した文化祭りの場になるだろう”と、期待した。 また、開会式の合同入場および南北共同文化行事開催に意見の接近、"民族の団結と平和意志を世界に誇示する契機になるだろう"と意味を付与した。特に、朝鮮側高官級代表団が訪南する事によって、“朝鮮側が自然に私たちの側、および国際社会と疎通し、多くの懸案に対する意見を交換できる契機になるだろう”と強調した。
今回の会談の結果、南北は断絶された南北関係を復元し、正常化するきっかけを作ったと評価しており、2次南北高位級会談を開くことで合意した。 2次会談の時期や場所などは、今後、板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルを通じて協議していく予定だ。 南北当局者間の対話の連続性を確保したという意味である。
この3日、板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルに続き、西海(ソヘ)の軍通信ラインも連結されて“偶発的状況が発生しても、誤った判断による衝突の秘話を防止するなど、安定的状況管理に向けた安全弁”が設けられたとの評価である。離散家族再会の場合、南側の要求どおりに合意文に入らなかったが、“緊急性を勘案、離散家族再会問題が進展することが出来る様に、朝鮮側と持続的に協議していくだろう”と、政府は強調した。


“平和定着は南北が主導、意味のある出発”だ

これとともに、南北が軍事当局会談を開くことで合意したが、会談で、南北が互いにこの問題に共感を形成したという。 政府は、軍事当局会談で、南北間の偶発的衝突防止の措置を協議が再開されるものと予想した。“平和定着の過程は、韓半島問題の当事者である南と北が主導しなければならないという共感を形成した”とし、“国際社会と緊密な協力を通じて、朝鮮核問題の平和的解決努力を傾けてきたのに対し、朝鮮側が呼応した結果”だと政府は評価した。
政府は、“今後南北関係を進展させていく過程で、韓半島の非核化問題を抜本的に解決するための環境づくりに向けてさらに努力する”ものであり、“その過程で米国との緊密な協力を維持するものであり、中国、日本など関連の国家とも持続的に協力していくだろう”と強調した。
3項目の南北共同報道文発表の結果をめぐって、“朝鮮側のキム・ジョンウン国務委員長の新年の挨拶をきっかけに、双方の最高指導者が肯定的に答えたのは、相互尊重の南北関係を作る事にあり、意味のある初出発"と政府は意味を付与した。会談の準備と進行過程でも、過去と違って、首席代表級の論議、相互批判などがなく、相手を配慮して尊重する会談の文化を見せてくれたからということ。この日全体会議の立場の際にも、両者が共に会って入場する姿が代表的だと、政府は説明した。
これとともに、今回の会談で南側は‘文在寅(ムン・ジェイン)の韓半島政策'の基本立場を朝鮮側に説明し、“朝鮮側は、不要な誤解を防止して‘韓半島の平和と繁栄'に対する我々の真情性を伝える成果を収めた"と自から評した。

▲朝鮮リ・ソングォン団長は、終結会議中に南側の非核化関連の基調発言と西海軍通信線関連の抗議の発言をした。 [写真-板門店(パンムンジョム)写真の共同取材団]

朝鮮リ・ソングォン団長、非核化の基調発言などに抗議する場面も 

この席で、朝鮮側リ・ソングォン団長は南側の趙明均(チョ・ミョンギュン)首席代表の午前の全体会議の基調発言での非核化の言及に強く抗議したという。南側は"相互尊重の土台の上で協力し、韓半島で相互緊張を高める行為を中断し、早期に非核化など平和定着に向けた対話再開が必要だ"と語ったもの。当時、李団長は反応しなかったと伝えられた。
また、李団長は、北朝鮮がこの3日、板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルの稼動を発表した当時、西海軍通信線も復元したが、なぜこの日の会談中、南側が発表したかについても抗議した。 これによって予想より終結会議が長くなったという話だ。

今回の高位級南北当局会談に南側は趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官を首席代表として、千海成(チョン・ヘソン)統一部次官、ノ・テカン文化体育観光部第2次官、アン・ムンヒョン首相室審議官、金基洪(キム・ギホン)平昌(ピョンチャン)冬季五輪大会と冬季パラリンピック大会組織委員会企画事務次長が会談代表を務めた。
朝鮮側は、リ・ソングォンの祖国平和統一委員会(祖平統)委員長を団長とチョンジョンスの祖国平和統一委員会副委員長、ウォン・ギルウ体育省部長、ファンチュンソンの祖国平和統一委員会の部長、リ・ギョンシク民族五輪組織委員会の委員が会談の代表として参加した。
南北は、この日、午前10時から午前115分まで全体会議、午前1130分から午後1220分まで、1次首席代表接触をした。 さらに、午後230分から午後330分まで、首席代表を除いたそれぞれ2:2 1.2次代表接触、午後433分から午後450分まで4:43次接触、午後625分から午後640分まで3:3 4次代表接触を持った。 午後75分から午後725分まで2次首席代表の接触が開かれた。

▲高位級南北当局会談を終えた南北の首席代表が別れの握手をしている。 [写真-板門店(パンムンジョム)共同取材団]

南北高官級会談共同報道文

'南北高官級会談'201819日、板門店(パンムンジョム)で行われた。会談で双方は、北側代表団の平昌(ピョンチャン)冬季五輪競技大会と冬季パラリンピック大会参加問題と全民族の願いと期待に合わせて南北関係を改善していくための問題を真剣に協議して次のように合意した。
1.南と北は南側地域で開催される第23回冬季オリンピック大会と冬季パラリンピック大会が成功的に行われて民族の地位を高める契機になる様にする為、積極的に協力することにした。
これと関連して朝鮮側は、冬季オリンピック大会に閣僚級代表団とともに民族オリンピック委員会の代表団、選手団、応援団、芸術団、参観団、テコンドー示範団や記者団を派遣することにして、南側は必要な便宜を保障することにした。
双方は、朝鮮側の事前の現場踏査のための先発隊の派遣問題と朝鮮側の冬季五輪の参加と関連した実務会談を開催することにして、日程は今後文書交換方式で協議することにした。
2.南と北は軍事的緊張状態を緩和し、韓半島の平和的環境を用意し、民族的和解と団結を図るため、共同で努力することにした。
南と北は現軍事的緊張状態を解消していかなければならないというのに意見が一致して、これを解決するために軍事当局会談を開催することにした。南と北は多様な分野で接触と往来、交流と協力を活性化し、民族的和解と団結を図ることにした。
3.南と北は南北宣言を尊重して、南北関係で提起されるすべての問題を私たち民族が韓半島問題の当事者として対話と交渉を通じて解決していくことにした。
このため、双方は、南北関係改善に向けた南北高官級会談とともに、各分野の会談も開催することにした。(201819
                                          板門店(パンムンジョム
                                             (訳 柴野貞夫 2018110日)

<参考サイト>
「新年の辞」 朝鮮労働党委員長・金正恩 (朝鮮中央通信 2018年1月1日付)

論考/「社会主義・朝鮮の崩壊を妄想し、67年間に亘って核威嚇を繰り返してきた米帝国主義の対北政策の敗北」(柴野貞夫時事問題研究会  2017年12月10日)