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(世界の新聞/論評 「日本の未来は過去清算にある」 朝鮮中央通信 2019116日付)
http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=igisa1&no=1165699&pagenum=1

               日本の未来は過去清算にある

去る1日、日本首相の安倍が、年頭の所感を発表する場で、戦後の日本外交の総決算を云々して、所謂(いわゆる)《拉致問題》の解決に、全力を尽くすと、世迷言(よまいごと)を言った。

これは、《拉致問題》を口実にして、過去日本の特大型反人倫犯罪を、何としても覆い隠し、その清算を回避しようとする日本特有の破廉恥な行為に過ぎない。所謂《拉致問題》は、我々の誠意と努力によって既に久しい前に解決済みの問題であって、既に存在しない。我々によって「拉致」されたという行方不明者が、日本列島の各地から引き続き発見されている事実は、この問題が、我々とは少しの関係もなく、逆に日本社会の劣悪な実状を見せる指標にしかならないことを実証している。
自国の社会悪が生じさせた問題を、我々と無理に結び付け、躍起になって食い下がる日本の行動は、この国が、心から朝日両国間の絡んだ問題を解決し、友好を図ろうとする意図でない不純な目的を追求していることを世界に刻印させるだけである。
日本は拉致大国、特大型反人倫犯罪国家である。20世紀、日本はわが国を不法に占領し、野蛮な強制徴兵・徴用政策の下、840万人余りの朝鮮の青壮年を拉致、誘拐、連行して、戦場と死の苦役場に駆り出し、同じ手法で20万人の朝鮮女性を「皇軍」の性奴隷に転落させたし、100余万人の朝鮮人を無残に虐殺した。日帝の血に染まった軍靴が、多くのアジア諸国に跡を残している事実を考慮すれば、日本が朝鮮を始めとするアシア諸国の人民に、どれほど多大な損害と苦痛を与えたのかは難なく推測する事が出来る。
にも拘らず、日本は今日まで、過去に働いた自分達の、天人共に激怒する犯罪行為に対する賠償はおろか、反省と謝罪もしていない。国際社会の、日増しに激烈になる対日糾弾と非難を通じて覚醒する代わりに、《拉致問題》を世論化、国際化して、世界の視線を他所にそらし、過去犯罪の責任から逃れようと狂奔している。
日本こそ、道徳的に低劣で、極めて厚顔無恥な国である。日本が、全く関係のない「問題」を掲げて、正常国家の隊列にうまく入れると思うなら、そのように愚かで幼稚な妄想はない。日本は、正義と不正義に関する正しい見解から、持たなければならない。人類に、莫大な損害と苦痛を浴せかけた歴史的事実に対する、謙虚な認定と誠実な反省、痛切な謝罪と徹底的な賠償なしに、むしろ、それを正当化する国が正常国家になり得ないことはあまりにも自明である。
醜悪な犯罪史との断固たる決別だけが、国際社会に映った日本の汚らわしいイメージを改善する道である。 日本の未来は、過去清算にある。
                                              (訳 柴野貞夫)
<関連サイト>

☆ 日本は何故、21世紀の野蛮国家として指弾を受けているのか(労働新聞 2018年12月10日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_666.html

☆ 「アジア太平洋の平和繁栄のための国際大会」に於ける、リ・ジョンヒョク副委員長の演説(韓国・ハンギョレ 2018年11月22日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_664.html

☆ 日本が犯した極悪な拉致犯罪 (労働新聞 2018年10月13日付)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_658.html

★ 柴野貞夫時事問題研究会<論考>「拉致問題の核心である<横田めぐみ・偽遺骨>は日本政府による国家的でっち上げである

http://www.shibano-jijiken.com/NIHON%20O%20MIRU%20JIJITOKUSHU%206.html

★ 柴野貞夫時事問題研究会<論考>「日本政府は<拉致問題>を隠蔽している」(20125月20日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_32.html