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(世界の新聞/「軍国主義的野望に突き進む日本」 朝鮮中央通信社 2019年12月1日付)


 再侵略に向かう日本の軍事的凶気、実戦化完成の終着点は何処か

 


▲専守防衛を踏みにじった、日本版《海兵隊》の水陸起動団の主力・水陸強襲上陸艇と、米海兵隊の実働演習

攻撃的武力の完成に向け狂奔する、日本≪自衛隊≫
一年を通して、地域社会を騒がせた日本の軍事的凶気が、年末にも消え失せず、継続して熱くなっている。過日、防衛省は12月に、四国地方で初めて米海兵隊と陸上《自衛隊》の共同実働訓練を行うと公表した。
訓練には、米軍のオスプレイ輸送機4機が参加すると言う。これは、《自衛隊》武力の実戦化を、何が何でも完成する為の策動の一環として、御主人(米帝)を後ろ盾に軍事大国化と海外膨張へ、ヒステリックに疾走する日本の軍事的野望の明確な発露である。今日、完全な攻撃的武力に変身した《自衛隊》は、軍事作戦範囲を継続して拡大しながら、海外進出を《定例化》し、戦争遂行能力を熟達する事に凶奔している。


《自衛隊》の実戦能力を高める為の、米帝との共同訓練の日常化
注目されるのは、《軍事同盟》、《防衛協力》の美名のもとで、《自衛隊》武力の実戦能力の完成を企んでいる事である。
米軍特殊部隊との離島防衛を想定した空輸訓練で、この年、米・日合同軍事演習の第一歩を踏み出した自衛隊は、今年だけでも、水陸起動団と米海兵隊の実働演習、航空《自衛隊》の戦闘機と米空軍のB52戦略爆撃機との共同訓練など、御主人(米帝)と結託して実戦に近い軍事演習を絶え間なく行った。
それだけではない。去る5月には、海上《自衛隊》の艦船が、フランス、オーストラリア、米国と、インド洋で初めて共同訓練を行ったし、長期間にわたって太平洋水域で沿岸諸国との海上合同訓練を絶え間なく繰り広げた。
このな脈絡で、《自衛隊》とフランス軍及びカナダ軍との、物品役務相互提供協定の締結が承認され、英国軍との《訪問部隊地位協定》締結が検討されるなど、日本政界で軍事的海外進出に有利な足場を築くための策動が加速している。


完全な攻撃的武力に変身した《自衛隊》
中東情勢の悪化を口実に、《自衛隊》武力の中東派遣を本格的に推し進めている日本政府の行為を、決して《情報収集》や、《海上安全確保》の見地からだけ、見る事が出来ない理由がここにある。軍事作戦の半径を海外各地へ、絶える事無く拡大し、至る所で火薬の匂いを漂わせている≪自衛隊≫の殺伐な行動は、日本武力が追求する実戦化完成の終着点が果たしてどこなのかと言う疑問を抱かせる事となる。歴代、最大に膨張した防衛費、《専守防衛》の原則を抜け出た攻撃型武力、軍事的海外進出拡大など諸般の事実は、日本の全ての軍事活動が、直ちに実戦、再侵略に繋がっている事を示唆している。
今年日本は、《平成》時代を終えて新しい《令和》時代に入った。時代が変わり、年号は変わっても、国内外のあらゆる歴史的、法律的、道徳的制約を破って、戦争可能な国家に進もうとする日本の軍国主義的野望には、変わりがない。国際社会は、《令和》時代の日本の行方を、憂慮の中で注視している。


<関連サイト
☆論考/日本の社会・経済の軍事化と、在日米軍の基地機能の強化(その3)(柴野貞夫時事問題研究会 2017年2月16日)

http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_52.html

☆論考/日本の社会・経済の軍事化と、在日米軍の基地機能の強化(その2)(柴野貞夫時事問題研究会 2017年2月6日)

http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_51.html

 

☆論考/日本の社会・経済の軍事化と、在日米軍の基地機能の強化(その1) (柴野貞夫時事問題研究会 2017年1月30日)

http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_50.html

 

☆論考/アジア版NATOとしての日米韓三角軍事同盟と東北アジア(柴野貞夫時事問題研究会 2017年1月23日)

http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_49.html