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(世界の新聞/ 人類の生存と安全を脅かす不法国家 「朝鮮中央通信」 2020年10月23日付)


     人類の生存と安全を脅かす不法国家日本


 

▲ 福島第1原発敷地内の汚染水貯蔵タンク

120万トンに達する汚染水を海に放出する日本当局の企みは、人類を破局的な災難に追い立てている
最近、日本の言論達は、日本政府が、福島原子力発電所の放射能汚染水を海に放出する方針を固め、10月中に閣僚会議で正式決定すると、一斉に報道した。
今、日本当局は、自国民だけでなく、国際社会の強い反対にも拘らず、福島原子力発電所に蓄積されている約120万トンに達する汚染水を流そうとしている。重大なのは、汚染水の70%以上に、依然としてセシウム、トリチウムの様な放射性物質が許容基準値を遥かに超えて含まれていると言う事実だ。
日本の人々に深刻な被害を与える放射能汚染水を海に放流させる場合、数か月で、チェジュ島付近の海域が汚染され、1年で朝鮮東海の全水域が、後には太平洋全体が《死の海》に化すと言う。既に2011年、福島原子力発電所事故で、日本は多くの放射性物質を流出させ、人類に莫大な被害を与えた。
当時、《東京新聞》は、福島原子力発電所事故で放出された放射性物質の量が、1979年に起きた米国スリーマイル島原子力発電所事故の際に放出された量の14万〜19万倍に達すると述べた。日本の言論達は、政府が、福島原子力発電所事故と関連して、既にあらゆる問題が「完全に解決された」と言うが、今もなお生態環境の破壊などで数万名が避難所で苦痛の中で生活しており、帰郷した人々の中では、放射線の被害で癌患者が増大していると指摘した。
列島(訳注―日本列島)だけではない、大陸と大洋を越え、全世界の生態環境に重大な結果を及ぼしても、膨大な量の高濃度放射性汚染水を、気にかける事も無く海洋放流する事こそ、国際条約に対する公然たる挑戦であり、人類の生存と安全を厳重に脅かす反人倫的犯罪である。これによって、彼等の利己的目的のためならば、地球の環境を破壊し、人類を犠牲とする事も厭わない不法国家の実情が、更に赤裸々に明らかになった。
人類共通の財産である青い海を、核汚物で汚しながら、他国の民族の安全と生存まで脅かす、日本特有の破廉恥性は絶対に許す事は出来ない。

(訳 柴野貞夫)