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(世界の新聞/米・南朝鮮合同軍事演習は核戦争予備演習  朝鮮中央通信 810日、11日付)

米・南朝鮮合同軍事演習は、我々に対する先制攻撃を骨子とする侵略的な核戦争予備演習である

 
 ▲キム・ヨジョン朝鮮労働党中央委員会副部長


金與正党副部長が談話発表

【平壌8月10日発朝鮮中央通信】
朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は10日、次のような談話を発表した。

内外の一様な糾弾と排撃にもかかわらず、米国と南朝鮮軍はついに情勢不安定をより促進する合同軍事演習を開始した。10日から13日までの「危機管理参謀訓練」と、16日から26日までの「連合指揮所訓練」に分けられて行われる今回の合同軍事演習は、わが国家を力で圧殺しようとする米国の対朝鮮敵視政策の最も集中的な表れであり、わが人民の安全を脅かし、朝鮮半島情勢をより危うくする、決して歓迎されない、必ず代償を払うことになる自滅的な行動である。
我々の重なる警告を無視して強行する米国と南朝鮮側の危険な戦争演習は、必ず自らをより重大な安保脅威に直面させるであろう。演習の規模がどうであれ、どんな形式で行われても、我々に対する先制攻撃を骨子とする作戦計画の実行の準備をより完備するための戦争試演会、核戦争予備演習であるところに、今回の合同軍事演習の侵略的性格がある。
毎年、3月と8月になれば、米国と南朝鮮の戦争狂気によって朝鮮半島とその周辺地域の軍事的緊張と衝突の危険が激発している。朝鮮半島情勢の発展に国際的焦点が集中している現在のような鋭敏な時に、侵略戦争演習をあくまでも強行した米国こそ、地域の平和と安定を破壊する張本人であり、現米行政府が言い立てる「外交的関与」と「前提条件なしの対話」というものは自分らの侵略的本心を覆い隠すための偽善にすぎない。
現情勢は、我々が国家防衛力をねばり強く育んできたのが至極正当であったことを再び立証している。朝鮮半島に平和が訪れるには、米国が南朝鮮に展開した侵略武力と戦争装備から撤去しなければならない。米軍が南朝鮮に駐屯する限り、朝鮮半島情勢を周期的に悪化させる禍根は絶対に除去されないであろう。
現実は、言葉ではなく、実際の抑止力だけが朝鮮半島の平和と安全を保障することができ、我々に加わる外部の脅威を強力にけん制できる力を備蓄するのが我々にとって死活の要求として提起されていることを反証している。

我々はすでに、強対強、善対善の原則に基づいて米国を相手するということを明確にした。
我々は、日ごとに増大する米国の軍事的威嚇に対処するための絶対的な抑止力、すなわち、我々に反対するいかなる軍事行動にも迅速に対応できる国家防衛力と強力な先制攻撃能力をより強化していくことにいっそう拍車をかけるであろう。この機会に、南朝鮮当局者らの背信的な行為に強い遺憾を表明する。私は、委任によってこの文を発表する。


金英哲党部長が談話発表

 

       

   キム・ヨンチョル朝鮮労働党中央委員会統一戦線部長

 

【平壌8月11日発朝鮮中央通信】
朝鮮労働党中央委員会の金英哲部長は11日、次のような談話を発表した。

朝鮮当局は、朝鮮半島の平和と安定を願う全同胞と内外の一致した期待の中でかろうじてもたらされた反転の機会に顔を背け、8月10日からわが国家を敵として行う戦争演習をまたもや繰り広げる狂気を振るい始めた。
朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は党中央委員会の委任によって去る8月1日、南朝鮮が米国と繰り広げる戦争演習が北南関係の前途をいっそう暗たんたるものにする好ましくない前奏曲になるということを想起させ、希望と絶望という両者択一は全的に、南朝鮮当局がすることになるという意味深長な警告を込めて談話文を発表した。南朝鮮当局に明白な選択の機会を与えたのである。
にもかかわらず、南朝鮮当局は今回、弁解の余地もなく自分らが機会あるたびに口癖のように唱えてきた平和と信頼というものが単なる無駄口にすぎないということを自らさらけ出した。我々の勧めの言葉を無視して同族との和合ではなく外部勢力との同盟を、緊張緩和ではなく緊張激化を、関係改善ではなく対決という道を選択したのである。
機会を前にして、南朝鮮当局が自分らの明白な選択を全世界に告げた以上、我々も今やそれ相応のより明白な決心を下さなければならない。我々はすでに宣明した通りに、彼ら自らがどんなに危険な選択をしたのか、間違った選択によって自らがどんなにおびただしい安保危機に迫っているのかを時々刻々感じられるようにするであろう。北南関係改善の機会を自分の手でなくしてしまい、我々の善意に敵対行為で応えた代償についてはっきり分かるようにしなければならない。
南朝鮮と米国が相変わらずわが国家との対決を選択した以上、我々も他の選択などはできないということは明白である。我々は、我々の成すべきことを中断することなく行っていくであろう。


<参考サイト>

朝鮮敵対視政策撤回は必須不可欠の先決条件だ<3>(朝鮮民主主義人民共和国外務省 軍縮・平和研究所【研究報告書】2020年6月25日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_744.html

☆ 朝鮮敵対視政策撤回は必須不可欠の先決条件だ <2>(朝鮮民主主義人民共和国外務省 軍縮・平和研究所【研究報告書】 2020年6月25日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_743.html

☆ 朝鮮敵対視政策撤回は必須不可欠の先決条件だ <1>(朝鮮民主主義人民共和国外務省 軍縮・平和研究所【研究報告書】 2020年6月25日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_742.html

米韓合同軍事演習を直ちに中止せよ/朝鮮<祖国平和統一委員会 重大報道>に寄せて(柴野貞夫時事問題研究会 2013年3月24日)
http://vpack.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_47.html