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(韓国 民衆ネット言論 オーマイニュース 200991日付)http://www.ohmynews.com/NWS_Web/view/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001207863

 

       日本の新任総理は、2003年の勧告文を想起せよ
                           関東大震災の朝鮮人虐殺、86周忌を迎えて



今日(9月1日)は、日本の関東地方で、大地震が起こってから86年になる日だ。この地震によって、日本では度外れた災難を受けた。それで日本は、今日を記憶し、大大的な災難防止訓練をする日でもある。

日本の災難を、我々が記憶しなければならない理由は、何なのか

それは、天災地変に付け込んだ、在日同胞の大虐殺事件が起きた為だ。19239月1日、大地震が発生するや、この災難を徹底して利用し、日本の国家権力は戒厳令を宣布し、新しい執権体制の安定を企てた。
日本の新執権勢力らは、当時の日本と朝鮮の、国際的な民衆連帯の萌芽を切り離してしまい、所謂、社会不安を惹起するブラックリストらを処断し、何よりも1919年、植民地朝鮮の強烈な独立運動に脅威を感じた結果、その火種を取り除くために、朝鮮人によって暴動が起こっていると言う流言飛語を流布し、これを理由に戒厳令を宣布したのだ。
日本国家のこんな違法的処置によって、大部分(非正規職)労働者出身だった在日同胞の移住労働者達は、突然、日本人のとなって、日本刀に突き刺され、牛刀で刻まれ殺害されたのであり、女性労働者たちは性的虐待を受けた後、殺害された。さらに、日本の村の自警団たちは、妊産婦の腹を切り、胎児を取り出し殺すなど、その残忍性と野獣性は、言葉で、全てを言い表すことは出来ない。
日本官憲では、虐殺した朝鮮人達を、身元を分らないように、地震に因って死亡した日本人たちの中に混ぜておき、火に燃やしてしまうなどで証拠を隠滅した。生き残った在日同胞たちは、極度の恐怖と不安感に震え、数日を送らねばならなかった。この時、およそ6661名(上海臨時政府調査記録)の在日同胞・移住労働者達が、集団虐殺された。
事件が起こってから86年が経ち、大韓民国は、解放後国家主権を回復してから64年が経った。しかし、今まで日本政府は、証拠隠滅、隠蔽と歪曲で一貫しているのであり、韓国政府は、無関心と無責任で、この重大な事件を放置したまま、今を過ごしているのであって、大韓民国の教科書には、何行にもならない関東大震災の記録さえ、こっそりと、消えてしまった。

日本の執権、民主党に願う

新しい日本は、願わくば、アジアで最も立派な国として立ちたいなら、アジアで犯した侵略戦争の罪過を明らかにする為の真相調査に、着手する事が出来る具体的な実践的行動をとることを要求する。
日本は、自国に入って来ていた外国人を集団虐殺した唯一の事件である関東大震災朝鮮人虐殺事件に対する、明確な責任の所在を明らかにしなければならない。そして、虐殺された在日コリアンの身元と、関連されたあらゆる歴史的資料を、公開しなければならない。
そして、相変わらずの在日コリアンに対する民族差別と基本権の抑圧に対する野蛮的態度を、即時中断する事を要求する。
いま、憤慨やるせなく殺害された人々の、最小限の名誉回復が必要であり、そこで、この事件に対して、日本弁護士連合会・人権擁護委員会が、2003年当時小泉総理にした下の勧告を、日本の新任、鳩山総理と執権民主党は、深く(心に)刻まなければ為らない必要がある。

<日本弁護連合会 人権擁護委員会が小泉総理に送った勧告文>

http://www.azusawa.jp/shiryou/kantou-200309.html
1、(日本)国家は、関東大震災直後の、朝鮮人・中国人に対する虐殺事件と関連して、軍隊による虐殺の被害者、遺族、そして虚偽事実の流布などで、国家の行為に誘発された自警団による虐殺の被害者、遺族に対して、その責任を認定し謝罪せよ。
2、(日本)国家は、朝鮮人・中国人虐殺の全貌と真相を、調査してその原因を明らかにせよ。

                                     (訳 柴野貞夫 200992日)

 

<参考サイト

関東大震災における、朝鮮人大虐殺85周年を迎えて

☆ 104 朝鮮強占被害調査委の関東大地震85年談話 (朝鮮中央通信 2008年9月2日付)