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(韓国・ヨンハップニュース 国際記事 2009年12月18日付)

http://www.yonhapnews.co.kr/international/2009/12/18/0608000000AKR20091218174800083.HTML?audio=Y

 

 

 

“米国、来年上半期、ピョンヤン(平壌)に連絡事務所開設”

 

 

    


<米国のオバマ親書を確認。北―米関係のビジョンを提示>

 

(ワシントン=ヨンハップニュース)ファン・ジェホン特派員―

スチーブン・ボスウォス米国国務省対北政策特別代表が16日、国務省ブリーフィングで北―米対話の為の訪北時に、ボラク・オバマ大統領の親書を所持した事を婉曲に認めながら、キム・ジョンイル国防委員長の回答は無かったと明らかにしている。2009・12・17

 

 

<北京の対北消息通も、米国の連絡事務所設置の意思を確認。一方(韓国)政府は、“親書に関連内容はない”と否定。>

 

(北京、ソウル=ヨンハップニュース)クォン・ヨンソク特派員、ユ・ヒョンミン記者―

 

ボラク・オバマ米国大統領は、北韓が六者会談に復帰し、核廃棄プロセスに入っていけば、外交関係樹立問題などを協議する連絡事務所を、ピョンアンに開設すると言う意思を伝えたと言う。

北京の対北消息通は、18日この様に明らかにして、“最近北韓は、訪問したスチーブン・ボスウォス米国・対北政策特別代表が、この様な内容を盛ったオバマ大統領の親書を、キム・ジョンイル国防委員長に伝達した。”と語った。

 

彼らは、“連絡事務所は、北・米の公式修交以前に設立するもので、代表部より級が低い”としながら“ピョンヤン連絡事務所が開設されれば、国交樹立や平和協定締結論議が本格化するもの”だと語った。

 

彼らは、ピョンヤン事務所開設時期と関連して、“北韓は現在、六者会談に復帰する名分を探している”とし、“遅くとも、来年上半期中には六者会談が再開されて、連絡事務所も開設されるもの”だと語った。

 

先頃ボスウォス代表は、去る16日米国国務省で持ったピョンヤン米・北対話結果のブルーフィングで、“北韓指導部にいま、過去とは相当異なる、米―北両者関係の未来ビジョンを直接伝達した。”と明らかにした。彼は、“北韓が非核化のための準備が出来ていると言うなら、我々は米ー北両者関係と東北アジアで、北韓と全般的な関係を発展させる事が出来るのであり、その方法に対しても北側指導部に伝達した。”と語った

 

また、他の対北消息通は、“米国国務省は、在米同胞出身である民間人士を北韓に派遣するなど、既にピョンヤン事務所設立準備に着手した。

”としながら、“最近、設立協議が急進展している。”と語った。北韓と米国両国は、1994年のジェノバ協議以後、ピョンヤンとワシントンにそれぞれ代表部を設置しようとする計画を推進したが、保安問題や代表部運営問題などが浮上し霧散した事がある。

 

これに対し、わが(韓国)政府当局者たちは、ピョンヤン連絡事務所設置の可能性を一斉に否認した。

 

政府高位当局者は、“ オバマ大統領の親書の内容をブリーフィングされた。”として“しかし親書の内容に、ピョンヤン連絡事務所の設置と関連した内容はない。”と断言した。

かれは、“親書の具体的内容は、私が話してあげる事は出来ないが、95%は、ボスウォス代表がブリーフィングした内容に全て入っている一般的な内容”だと付け加えた。

 

この当局者は、“今、北韓はしきりにフォーカス(焦点)をぼかそうとして、平和体制を話する”のだとし、“平和体制は、非核化がどの程度成されたかの後に論議するものであって、急に平和体制の話をすると平和がくるのか”と反問した。

青瓦台関係者も、“米国がピョンヤン事務所開設を約束したと言うのは、信憑性がない。”としながら、“親書と言うのは、大原則を明らかにするものであって、協議に関した事を入れないものだ。”と語った。

 

(訳 柴野貞夫 2009年12月21日)

 

 

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