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(韓国 民衆言論 ハンギョレ 2013621日付)

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/592722.html

 


    
    チョン・デセ(鄭大世)、<国家保安法>違反捜査!
            それじゃサムソンは、‘スパイ’輸入罪?

 

      http://img.hani.co.kr/imgdb/resize/2013/0422/136653976512_20130422.JPG

写真上 チョン・デセ (出処−スウォン・サムソン)

 

プロサッカー、<スウォン(水原)サムソン>のチョン・デセ(鄭大世・29)を、ビョン・ヒジェ(39)韓国インターネットメディア協会代表が国家保安法違反嫌疑でスウォン(水原)地検に告発するや、検察が事件を公安部に割り当て、捜査に着手した。

そうするや、インターネットでは、“(そうなら)サムソンはスパイ輸入罪か”と言うなど、インターネットユーザー達の非難が堰を切って溢れ出ている。

ビョン代表は、去る1月、自分のツイッター (@pyein2)に、“チョン・デセは、キム・イルソン(金日成)のチュッチェササン(主体思想)を称賛し、朝総連学校で学び、北韓−キム・ジョンウン体制の為にボールを蹴る人物”だと書いた。彼は又、“既にチョン・デセがキム・ジョンイルを称賛した映像が公開された。蹴球協会は1日も早く、チョン・デセを追放するか、国家保安法違反で告発しなければならないだろう”と主張した。続いて去る14日、ビョン・ヒジェ氏が代表としている韓国インターネットメディア協会は、“チョン・デセは、過去、海外の放送などで、‘キム・ジョンイルを尊敬し,信頼し、慕う’、‘私の祖国は北韓’だと言うなど、北韓を称賛し国家保安法に違反した。”と言う嫌疑で、告発状を検察に提出した。

これに対し、知識人達とインターネットユーザー達は、“話にもならない事”だと言う反応を見せている。

チン・ジュンゴン、トンヤン(東洋大)教授(@unheim)は、“チョン・デセ告発の件は、‘嫌疑なきもの’として結論出るだろう。告発が始まった以上、検察では法理の検討をせざるを得ないので、今回の事件の意義は、国家保安法がどれだけ悪用され易い悪法か、可視的に見せてくれたと言うところにある。”と、ツイッターに書いた。

小説家、イ・ウェス氏(@oisoo)は、ツイッターに“チョン・デセが国家保安法違反であれば、サムソンはスパイ輸入罪かな?”と、皮肉った。キム・ジョンラン尚志大教授(@pupituuは、“チョン・デセ選手、NLL,すべてが、公安政局組成のための政局カード(訳注―対北敵対政策を意図的に作り、権力の民衆支配に利用する韓国国家権力の常套手段)。数十年利用した、判り切ったメニュー”と批判した。

イ・ジェファ弁護士(@jhohmylawは、“告発状自体で、却下事由!”だと、一蹴した。

イン・ドヒョン詩人(@ahndh61は、“チョン・デセ選手に対するビョン・ヒジェの告発は、白色テロだ!検察の‘嫌疑無い事’の決定を、期待する。と書いた。またツイッター利用者(@mett****は、“ビョン・ヒジェのチョン・デセに対する国家保安法違反告発、マッカーシズム(訳注1950年代冷戦時代、米・国家権力が、マッカーシー議員に代表される極端な反共・ファシズム政策で、反体制批判勢力を弾圧した。‘赤狩り’と言った。)の、一つの断面だ。

結局、サムソンが‘スパイ’を輸入したと考える様なものだ。そうであれば、サムソンを一緒に告発しなければならなかったはずだ。チョン・デセの涙(訳注―2010年、ワールドカップ・南アフリカ大会に、朝鮮民主主義人民共和国の代表として出場したチョン・デセが、朝鮮国家斉唱時に見せた涙)を記憶する人々には、胸に痛いことです。”と、気の毒だとした。@Piu***は、“本当に(捜査)するなら、チョン・デセを雇用したサムソンから捜査せよ”と皮肉る事もした。

在日同胞出身であるチョン・デセの国籍は韓国だ。日本で韓国国籍の父親と、南でも北でもない朝鮮国籍を譲らない母親の間で生まれた。

チョン・デセは、朝鮮総連系の学校に通いサッカーを始め、20076月、北韓の国籍ではないが北韓代表チームに抜擢され、2010年、南アフリカ共和国ワールドカップに出戦した。FIFAの諒解を得て、走る事が出来た。チョン・デセは今年から、国内プロリーグ・スオンサムソンで走っている。

 

(訳 柴野貞夫 2013622日)

 

<訳者解題>

 

         未だに、人の思想・信条を国家が取り締まる
             <国家保安法>がのさばる、非人権国家−韓国

 

 

このハンギョレ記事は、韓国スオン・サムソンの中心メンバーとして活躍している日本のJリーガー、チョン・デセが、「国家保安法違反の嫌疑」で検察に告訴されたと言う事を伝えている。李,朴を始めとする韓国歴代軍事独裁政権は、1961年の「反共法」、70年の国家保衛法、75年の社会安全法などで、「立法府である議会」は有名無実化し、軍事独裁政権によってあらゆる法の上に聳える「法」を乱造し、国民を強権支配してきた。1980年、それらを集約し、現在の国家保安法として現在にいたっている。これは、日本の天皇制ファシズム支配下の1929年の作られた「治安維持法」を下敷きにしたものである。人間の思想を、死刑を含む処罰で抑え込むと言う究極の非人倫的悪法だ。

今日の韓国は、未だに、かかるファッショ法がのさばる非人権国家であることを知らなければならない。

 

 

<チョン・デセ関連記事>

 

☆ 216 105位、最下位の善戦…最古参、チ・ユンナムのゴールが輝いた 
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(韓国・チャムセサン 2010年6月16日付)

 

 

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