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(韓国民衆言論 プレシアン 世界ニュース 20141224日付)

http://www.pressian.com/news/article.html?no=122706


         ソニーに対するハッキングの目的は‘金銭’だった
           <(オバマの主張する)‘北韓の仕業説’が、辻褄の合わない理由>


                            平和ネットワーク代表(プレシアン編集委員)チョン・ウクシク



“我々は、ソニー映画社から多大な損害を被った。我々はこれに対し、金銭的な補償を願う。我々の被害を賠償せよ。そうしなければ、ソニー映画社は全面的な攻撃を受けるだろう。あなた達は、我々を良く知っている。我々は決して、長くは待たないだろう。”

 

http://mashable.com/2014/12/08/hackers-emailed-sony-execs/画面キャプチャ

 

 

これ(上記ショートカット)は、‘God`Apstls’と言う名義で、1121日、ソニー映画社−最高経営者・マイクリントンを始めとする重役陣らに送られたメールの全文だ。
God`Apstls’は1124日、ソニーハッキングに使用された悪性コードの名前と同一だ。‘平和の守護者達(GOP)’と明らかにしたハッカー達は、ソニーに対するサイバー攻撃に先立って金銭を要求し、これが受け入れられないと同時に、実際攻撃に出たものと言う解釈を可能にしてくれる一節だ。

米国のIT専門媒体である<Mashable>が入手したこの様なメールは、ソニーハッキング事件を全面的に再構成する必要性を言い聞かせてくれる。
先に挙げた(ショートカット)で扱った様に、オバマ行政府は1219日、ソニーハッキングを‘北韓の仕業’と結論を出し、“相応の対応”に出るだろうと明らかにしたところだ。

しかし、上のメールの何処にも、‘平和の守護者達(GOP)’のソニー映画社に対するハッキング目的が、キム・ジョンウン委員長の暗殺を取り扱った<ザ・インタビュー>上映阻止にあったと言う点を、見つける事が出来ない。これは、ソニーハッキングが、最初から北韓と無関係だった可能性を強力に示唆する。安保と危機管理専門媒体―<CSO>の121日付報道も、注目に値する。‘平和の守護者達(GOP)’会員だと主張する人物とのインタビューが即ちこれだ。
この時は、ソニーハッキングの背後に北韓があると言う推測が広まり始めた時点だった。‘平和の守護者達(GOP)’会員を自ら名乗り出た人物は、“我々は、どんな国家の指示の下にもない”とし、“米国、英国、フランスの著名人氏達を含んだ国際組織”だと主張した。そして、この様に主張した。
“我々の目的は、ソニー映画社が主張するものの様に、映画<ザ・インタビュー>にあるのでは無い。しかし、我々の活動が<ザ・インタビュー>と関連されるもののように、広範囲に報道されている。これは、この映画がどれ程危険か?を良く見せてくれる。この映画は、大規模のハッキング攻撃を引き起こすぐらいに危険だ。ソニー映画社は、かね(金銭)の為に、地域の平和と安全を害し、人権を侵害しながら映画を作った。<ザ・インタビュー>に対するニュースは、我々をしてソニー映画社の犯罪を熟知する事となる。ソニーの活動は、我々の哲学と相反する。我々はソニーの貪欲に立ち向かい戦うだろう。”
124日には、興味あるツイッターもあった。‘平和の守護者達(GOP)’会員が、フリーランスの記者、トーマス・フォクス−ブルースター(Thomas Fox-Brewster)に送ったメッセージ下段には、自分を“北韓のハッキングチーム((North Korean Hacking Team)”だと明らかにしながら、“すべて、栄光あるキム・ジョンウンの雨雹ひょう(訳者―?)だと、ハングルで書いた。
しかし、‘平和の守護者達(GOP)’が北韓と連携された組織であれば、この様に‘北韓のハッキングチーム’だと指摘して見せる事自体、常識的に納得するのは難しい。その上、北韓の公式名称である‘DPRK’でなく‘North Korea’と書いた。ハングルも、文法に全く合わない。これに従えば、‘平和の守護者達(GOP)’が、北韓を詐称し高度の心理戦を広げようとしているのではないのか?と言う分析が力を占めている。

 

 

https://twitter.com/iblametom/status/540309772332195840画面キャプチャ

 

 

128日に、‘平和の守護者達(GOP)’が、ソニーと米連邦捜査局(FBI)に送ったメールの内容も、注意深く見る必要がある。‘平和の守護者達(GOP)’はこのメールで、自分達の当初の要求が、受け入れられていない事に対し、強い脅迫性の警告を送った。その全文は下記の通りだ。
“我々は、既にソニー経営者達に、我々の要求をはっきりと明らかにした。しかし、彼等は受け入れる事を拒否した。あなた達は、我々の要求に応じないで攻撃者を探す事が出来ると考えるなど、あらゆる事が十分だと思っているようだ。我々は再び我々の警告を送る。
我々を避けたければ、我々の要求を理解せよ。そして、即刻、地域の平和を破り、戦争を誘発するテロリズム映画の封切りを即刻取り消せ。ソニーとFBI、あなた達は我々を探す事は出来ない。我々は完璧だ。

ソニーの運命は、全的にソニーの賢明な反応と措置に掛かっている。

 

 

‘平和の守護者達(GOP)’が、1121日、ソニー経営者達に送った脅迫メールの延長線上で見れば、彼等が言った“我々の要求”は、“金銭的補償”を意味すると言う事が出来る。
‘平和の守護者達(GOP)’が、<ザ・インタビュー>を意味する“テロリズム映画”封切取り消しを、公開的に要求した時点も、即ちこの時からだった。
しかし、全般的な内容を見れば、<ザ・インタビュー>封切中断の脅迫は、‘embedding(IT用語―貼り付け)’に近いと言う事を知る事が出来る。

(訳 柴野貞夫 201511日)


<参考サイト


☆世界を見る−世界の新聞/ハリウッド映画インタビューで<北韓のハッキング>を演じた米国政府(韓国・チャムセサン 2014年12月26日付)

ttps://twitter.com/lorenzoFB/s