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(韓国・民衆言論 <統一ニュース> 2016年2月13日付「日本の対北独自制裁」)
http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=115492


        在日総連/日本の対北<独自制裁>糾弾声明を発表


在日総連中央常務委員会が、12日、東京朝鮮会館で記者会見を開き、日本政府の北韓に対する独自制裁を、抗議糾弾する声明を発表したと、在日<朝鮮新報>が13日報道した。
新聞によれば、この日の会見ではナム・スンウ総連副議長が、在日本朝鮮人総連合会 中央常任委員会声明を発表し、記者会見の質問に答えた。
日本政府の、朝鮮に対する<独自制裁>は、“不幸な過去を清算し、懸案問題を解決し、国交正常化を実現する意思を再び明らかにした”ストックホルム合意を踏みにじり、在日同胞達の生活と権利を否定した露骨な反人道的行為である
声明は、北韓の水素弾試験と衛星発射に対し、日本政府が去る10日、独自制裁を決定した事と関連して、これは“朝・日(北、日)関係に、人為的障害を醸成し、総連の活動と在日同胞の生活を、不当に規制し、抑圧しようとする許すことが出来ない暴挙”だと規定した。

声明は、“日本が、打ち上げる H2Aロケットや偵察衛星は人工衛星であり、我が国が打ち上げる人工衛星は‘ミサイル’だと強弁することは、‘鹿を指して馬’だと言う‘指鹿為馬’と同じ詭弁である”と抗議した。
特に、声明は、“今回の措置(日本政府による‘独自制裁’)は、日本側が‘朝日ピョンヤン宣言に従い、不幸な過去を清算し、懸案問題を解決し、国交正常化を実現する意思を再び明らかにし、朝・日両国間の信頼醸成と関係改善のための問題解決に誠実に臨むこととした’と約束した、2014年5月の朝・日ストックホルム合意を、一方的に破棄する行為”だと規定した。
続いて声明は、“今回の措置には、再入国禁止者の対象者の大幅な拡大、共和国への送金禁止、‘万景峰―92’号を始めとしたすべての朝鮮籍船舶の入港禁止など、総連の合法的な活動を厳格に規制し、在日同胞の生活と権利を踏みにじる極めて不当な内容が含まれていた”として、“特に看過出来ないのは、今回の措置が再入国を禁止する‘北朝鮮当局の職員、またその活動を補佐する者’の‘対象を,従来より拡大’するとした事と、指摘した。
声明は、“これにより、日本政府が恣意的に、あらゆる総連関係者と在日同胞達に、その対象を制限なく拡大しようとするのは、総連に対する明白な政治的弾圧であり、在日同胞達の基本的人権を蹂躙する露骨的な反人道的行為”だと非難した。
声明は、今回発表された日本の独自制裁措置が、“朝日関係にも、取り返しがつかない重大な禍根を残す事となる”としながら、“日本政府が朝鮮に対する不当な‘制裁’を即時撤回する事”を強力に要求した。                                             (訳 柴野貞夫 2016213

 

 

☆論考/国連安保理の役割と、朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁(2012年3月31日)
http://www.shibano-jijiken.com/SEKAI%20O%20MIRU%20SEKAI%20JOUSEI%2030.html

☆論考/朝鮮民主主義人民共和国の人工衛星打ち上げ成功(2012年12月15日)
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_36.html

☆440 日朝政府間協議で合意された発表文 (朝鮮中央通信 2014年5月30日付)
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_440.html