ホームページ タイトル

 

朝鮮民主主義人民共和国 労働新聞 2016514日付)
http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-05-14-0044


             核犯罪者・オバマのヒロシマ行脚の偽善

                   −オバマが騒ぐ≪核兵器無き世界≫は欺瞞だ

核兵器の現代化を推進し、朝鮮に対し核恐喝を繰り返すオバマの広島行脚は、核犯罪者としての正体を覆い隠そうとするものだ。
ロシアの高官は≪オバマ政権下で、核兵器の現代化は、先例なき規模で拡大されている≫と暴いた。
オバマは、≪核兵器無き世界構想≫なるもので、ノーベル平和賞を受賞しながら、そのどんな実際的な措置も取っていない。
核兵器の現代化と核恐喝を狂ったように強行し、朝鮮半島と世界を、熱核戦争の渦巻きの中に追い込もうとしている米国が、≪核軍縮≫と≪非核世界≫を口癖の様に並べ立てたことこそ、偽善であり破廉恥の極致だ。

                                               リ・チョルヒョク

この月、オバマが米国の現職大統領としては、初めて日本の広島を行脚することになったという。広島と云えば、地球上に核兵器が出現した後、米国によって、一番最初に核災難を被った受難の土地だ。今まで歴代大統領達が日本に行くとき毎に、広島行脚の是非問題が話題の種にされたりした。何故ならそれは、第二次世界大戦末期、広島に原子爆弾を使用した事に対する米国政府の立場を、明らかにする重要な契機となる為だ。
今、オバマの日本行脚日程に広島が含まれている。日本に対する原子爆弾使用の正当性を主張する米国内の保守階層の中では、オバマが広島行脚を慎むべきだと云う声が鳴り響いている。一方では、オバマが広島を行脚し、≪核兵器無き世界≫と関連した構想を取り出さなければならないと云う見解も提起されている。
オバマが、広島行脚を通して狙うのは、任期の始まりから振り回した≪核兵器無き世界≫構想と云うものを、もう一度力説し、核犯罪者としての正体を覆い隠そうとすることだ。その予告編が、即ち、先ごろ米国であった<核安全首脳者会議>だった。
米国は会議期間、彼らの世上最大の核犯罪、数十年間人類を核で脅し、恐喝をした過去史に目を背け、むしろ我が共和国の≪核脅威≫が国際社会が直面した最も大きな問題であるかの様に誤導して出た。
核兵器の現代化と核恐喝を狂ったように強行し、朝鮮半島と世界を、任意の瞬間に熱核戦争の渦巻きの中に追い込もうとしている米国が、その誰かの≪核脅威≫を云々し、≪核軍縮≫と≪非核世界≫を口癖の様に並べ立てたことこそ、偽善であり破廉恥の極致だ。
歴史は、米国こそ、世界に核戦争の黒い雲を引っ張ってくる核犯罪国家であると云う事を暴露している。地球上で、最初に核兵器を作り出し、それで他の国々を脅し恐喝して来た米国は、一度も核の優勢に依拠した支配主義政策を放棄した事はない。
一時、ブッシュ行政府は、彼らの核戦略遂行を急き立てる為の策動の一環として、老朽したウラニューム核弾頭6000個を、新型核弾頭1700〜2000個に交換することに対する、別名≪コンプレックス2030≫と云う計画をでっち上げた。
2007年、米国会はこの計画を審議し、敵手国家がこれを悪用することが出来るので、≪実行に着手する前に、必ず米国の新しい核戦略を樹立しなければならない≫と云う結論を下した。敵手に一杯食わすことが出来る、より狡猾な政策を準備した次に、計画実行にぴったりくっついていかなければならないと云うものだった。ブッシュの後任としてホワイトハウスに入ったオバマは、≪核兵器無き世界≫と云う念仏を唱え始めた。
2009年4月5日、オバマはチェコのプラハで、ロシアと新しい戦略攻撃武器縮減条約を締結し、核安全首脳者会議を招集するなどの五つの内容でなった≪核兵器無き世界≫構想と云うものを、公式発表した。それは、本質において彼らだけの核兵器保有を実現するための核独占戦略だ。
オバマが執権する当時、国際的な核関連状況は、米国の支配主義的野望実現に不利に広がっていた。核兵器保有国数が、核兵器拡散防止条約が調印された時期に比べ、ほとんど2倍に増えた。こんな状況は、核兵器を基本手段として世界を制覇しようとする米国の戦略的意図実現に、非常に大きな障害になった。
オバマ行政府としては、新しい核保有国達の出現と一緒に、潜在的敵手(ライバル)国家達の核武力強化を防ぐことが出来る方策が一刻も早く必要であったし、そこから考案し出したものが、他でもなく≪核兵器無き世界≫構想だった。
この時からオバマは、まるで自分が、≪核兵器無き世界≫を建設するのに何か指導力を発揮するかの様に、歯の浮くような演技をした。仮面劇(訳注―朝鮮半島に伝わる仮面をつけて演ずる民俗劇)の御蔭で、‘ノーベル平和賞’まで着服した上、一層勝手気ままに振る舞った。
国連安全保障理事会の成員国首脳者会議で、≪核兵器無き世界≫の建設と関連した決議と云うものを採択することとし、ロシアと核軍縮問題を≪真摯に≫論議する、物まねも披露した。
2010年5月には、自分たちの核弾頭保有実態を公開する、もっともらしい演劇まで演じた。しかし、これは、強盗が菩薩の真似をすることに過ぎないものだった。オバマの頭の中には、常に、核優勢に基調した世界制覇の野望だけがいっぱいだった。
2010年3月、オバマは彼の所謂声明と云うもので、米行政府が国家安保戦略に従い、核兵器を縮減し、その役割を下げるものだと宣伝しながら、依然≪安全で効果的な核抑制力を維持するだろう≫と尻尾を付け加えて置いた。
米軍は、2010年作成した≪4ヵ年国防戦略報告書≫でも、≪非核の世界≫目標が達成される時まで核武器庫を継続維持しなければならないと明らかにすることで、≪核軍縮≫の看板の下で、核武力の一方的優位を保障することを政策化した。
同じ年、8月、米国務省当局者は、露・米間に締結された新しい戦略攻撃武器縮減条約が、米国の核武器現代化とミサイル防衛体系樹立に、如何なる支障もないと、叫びたてることで、≪核軍縮≫の決まり文句の中に隠された核独占野望を、疑いの余地なく明らかにした。
ひどい金融危機のなかでも、戦略核兵器現代化に莫大な資金を蕩尽したのであり、核実験と新しい核兵器開発策動に、さらに、あがきながら縛られている。これと関連して、少し前に、ロシア外務省−拡散防止・武器統制局局長は、≪現米行政府体制下で、核兵器の現代化は、先例なき規模で拡大されている≫と暴いた。
ロシアの或る人物は、オバマが或るとき、核兵器を撤廃する構想を発表することで、ノーベル平和賞まで受けたと云う事を想起させながら、≪しかし米行政府は、この方向で、そのどんな実際的な措置も取っていない。その上、ノーベル平和賞受賞者自身は、2009年、プラハで演説しながら、この構想が実現される時まで、生きていないだろうと云う事を認めた≫と揶揄した。
犯罪的な核独占の野望を、≪核兵器無き世界≫と云う念仏で粉飾し、核で全世界を支配しようとする米行政府の悪心は、満天下に明らかとなった。
米国の≪核兵器無き世界≫構想こそ、全世界を≪米国の核兵器だけが存在する世界≫、≪米国の核兵器によって、支配される世界≫にすることを狙った陰険な核独占戦略、支配戦略だ。このような米国が、≪核兵器無き世界≫と云う念仏をどれだけ唱えたとしても、誰がまともに聞いてくれるのか。
                                    訳 柴野貞夫 2016515

<参考サイト>

[論考]/朝鮮の水爆実験を<非難>する帝国主義者の偽善と欺瞞(2016年1月22日)
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_jousei_45.html

世界を見る−世界の新聞/オバマは、朝鮮を<スマート核爆弾>で攻撃するつもりか(韓国・プレシアン 2016年1月12日付)
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_520.html

482 朝鮮を狙った米国の核兵器は、どれ程のものなのか(労働新聞 2015年2月6日〜12日付)
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_482.html

461 朝鮮半島での核兵器使用計画は、いまだに維持(韓国・オーマイニュース 2014年10月9日付)
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_461.html

377 (朝鮮半島における核問題の発生その主犯は米国 (ウリミンジョクキリ 201329日付
http://www.shibano-jijiken.com/sekai_o_miru_sekai_no_shinbun_377.html