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(朝鮮民主主義人民共和国 労働党機関紙 労働新聞  201482日付)
http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-08-02-0021&chAction=L


   米国と反統一勢力の対決騒動を打ち砕き、平和統一の道を開いて行こう

        平和と緊張緩和努力に対する、乱暴な挑戦
        <ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>米韓合同軍事演習を即時中止せよ

● 8月中旬に開始される米韓合同軍事演習<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>は、北侵略核先制攻撃企図を持った、危険千万な軍事的挑発である。
● 先制打撃対象まで露骨に公開したこの軍事演習は、朝鮮半島に、即座に戦争が起こり得る危機を醸成するものである。事態は極めて深刻だ。

● 国家首脳部を狙った特殊戦訓練まで含む、この軍事演習は、米国と韓国による、許す事ができない国家テロである。

● 戦争の砲声が止んでから61年が経った今日までも、朝鮮半島には強固な平和で包まれることが出来ない。我が民族は今も、恒常的な核戦争の脅威の中で暮らしている。

● 米国と南朝鮮傀儡達こそ、絶える事のない合同軍事演習で朝鮮半島の平和と安全を破壊する、挑発者・侵略者だ。

南朝鮮で、悪名高い<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>合同軍事演習が来る8月中旬、再び強行される事となる。今、米帝と傀儡好戦狂(南朝鮮)らが内外の反対と抗議糾弾にも拘わらず、交互に公言している。
知る所の様に、<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>合同軍事演習は、その性格と内容、期間と規模、投入される武装装備などで見る時、徹頭徹尾、我々に対する奇襲的先制打撃を狙った、危険千万な戦争演習だ。昨年と同じく大規模の米帝侵略軍と傀儡(かいらい)軍兵力、また最新戦争装備などが投入されることとなる。
傀儡政府機関と重要対象の公務員、また民間人だけでも,実に48万余名も動員されると言う。見落とせないのは、好戦狂達が今回の演習で、その誰かの<核、ミサイルの脅威>に対応した新しい戦略概念を本格的に実行すると言う口実の下に、<定型化された抑制戦略>を公式適用しようとしているのだ。好戦狂らの、この無謀な戦争狂気をして、北南関係はまた再び厳しい破局の危険に置かれ、朝鮮半島には、即座に戦争が起こり得る危機が醸成されている。事態は極めて深刻だ。
<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>合同軍事演習の強行は、米国と傀儡好戦狂達の北侵略核先制攻撃企図の明らかな発露として、絶対に許す事はできない。
元来、過ぎし世紀、70年代の中葉から<ウルジ(乙支)フォーカスレンズ>と言う名称で、年毎に敢行されて来たこの戦争演習は、わが共和国に対する核先制打撃を狙い、侵略武力の実働能力を高める一方、有事時傀儡軍と行政機関、民間の準備状態を<総対的に点検、改善>する事を目的にしているのだ。年が行くほど、その侵略的性格は濃くなっている。最近年間、好戦狂達は、<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>合同軍事演習を通して、我々の戦略的拠点に対する地上と海上、空中からの中長距離精密打撃と、迅速起動打撃を仮想した各種訓練などを、実戦の雰囲気の中で狂った様に繰り広げて来た。後には大胆にも、我々の首脳部を狙った特殊戦訓練と、<北の核とミサイルに対する先制攻撃作戦>などを、演習の主要内容として啄(つい)ばんだ。今回も同じだ。
今、米帝と南朝鮮傀儡達は、<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>合同軍事演習強行の口実として、その誰かの<政治的目的に重きを置いた、低・強度の挑発>、<地域同盟国に対する連続的な軍事的脅威>を云々している。
これこそ、黒白を転倒させる、破廉恥で魂の抜け落ちた詭弁に違いない。
彼らが食ってかかる、我々の戦術ロケット発射や砲射撃を始めとする正常な軍事訓練は、何処までも自衛力強化の為の合法的な自主権の行使である。それは米帝の核の脅威と恐喝から、国と民族の尊厳と自主権を守り、強固な平和を達成する為の正当な選択である。
強いて明らかにすれば、米国と南朝鮮傀儡達が頻繁に敢行している北侵合同軍事演習こそ、軍事的挑発と脅威の典型である。
歴史を振り返ってみれば、過ぎる60余年間、南朝鮮ではどの一日も、北侵戦争演習が止んだ日はなかった。今日に来て、それは見ての通り、最極端に至った。
世上をどれだけ見渡しても、先制打撃対象まで露骨に公開し、丸々一つの途方も無い核戦争をしても残るだけの、大きな武力を動員し、侵略戦争演習を繰り広げるところが、南朝鮮でなくてどこにあるのか?
米国と傀儡好戦狂達の無分別な火遊び騒動によって、戦争の砲声が止んでから61年が経った今日までも、朝鮮半島には強固な平和で包まれることが出来ないのであり、我が民族は恒常的な核戦争の脅威の中で暮らしている。
米国と南朝鮮傀儡達こそ、絶える事のない合同軍事演習で朝鮮半島の平和と安全を破壊する、許す事ができない挑発者・侵略者だ。
<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>合同軍事演習の強行策動は、北南関係改善と朝鮮半島の平和と緊張緩和の為の、我々の誠意ある努力に対する正面挑戦だ。
我が共和国は、最近、国防委員会の特別提案と政府声明を通して、先鋭で複雑な現緊張状態を打開する為の我々の原則的立場を明らかにし、誠意ある措置を続けて取った。しかし、米国と南朝鮮当局が朝鮮半島の緊張緩和に関心があれば、8月中旬に計画された<ウルジ(乙支)フリーダムガーディアン>合同軍事演習を中止する事を、強力に要求した。これは朝鮮半島で、日毎大きくなる新たな戦争勃発の危険をなくし、北南関係の新しい突破口を開いて行こうとする断固たる意思の発現だ。
全ての同族と国際社会は、北南関係改善と朝鮮半島の平和、祖国統一の為の我が共和国の終始一貫し、積極的な努力に支持と共感を表している。しかし米帝と傀儡好戦狂達はこれに挑戦し、その危険千万な火遊びを、最後まで繰り広げておこうとしているのだ。これは、彼等の骨髄に、ひたすら極悪な北侵略の悪巧みだけがギッシリ詰まっていると言うことを、見せてくれている。
我々は、米国と傀儡好戦狂達の無分別な北侵略核戦争策動の危険性と、それが 北南関係と朝鮮半島情勢に及ぼす影響について、何度も警告した。
我が軍隊と人民が、袖手(しゅうしゅ)傍観しないと言う断固たる立場も、はっきりと明らかにした。
今、米国と南朝鮮傀儡達の強盗的な敵対行為に対する、我が軍隊と人民の沸きあがる憤怒は、爆発の噴火口を探し求めている。米帝と傀儡達との全面対決戦が目の前に迫っている。
我々の全面対決戦は、共和国の自主権と民族の尊厳を守護する為の正義の戦いである。民族の尊厳と国の自主権がどれほど貴重かを、我が民族は経験してきた歴史を通して骨身に沁みて体験した。過去、自分を守る力が無かった為に、自主権と尊厳を残らず踏みにじられ、植民地奴隷の運命を強要されなくてはいけなかった朝鮮民族だった。
しかし、今日の我が人民は、力が無いとか、戦争が怖く、自分の尊厳と権利を放棄する意気地ない人民ではない。民族の尊厳と国の自主権を侵害することに対しては、そのどんな容赦も慈悲も知らない、我々の信念と意思は頑強不変だ。
我々は強い力を自負する。事実、先軍で固めた我々の威力ある自衛的戦争抑制力が無かったなら、朝鮮半島では既に、10回以上の戦争が勃発しただろう。
我が共和国の強威力な核抑制力は、米国と南朝鮮傀儡達の無謀な核戦争挑発策動を打ち砕き、朝鮮半島の平和と民族の安全を頼もしく守護する為の鉄の盾だ。
核には核で、ミサイルにはミサイルで、北侵略戦争演習の年例化、定例化には、正義の祖国統一大戦の為の軍事訓練の年例化、定例化で。即ちそれが、先軍朝鮮の断固たる対応方式だ。今、我々軍隊と人民は、日毎露骨化される米帝と南朝鮮傀儡達の核戦争挑発騒動を、最大の警戒心を持って、鋭く注視しているのであり、民族の尊厳と自主権、国の最高利益を守護する為の万端の態勢を準備している。
米国と傀儡好戦狂らは、肝に銘じなければならない。
今回の戦争演習に参加する、あらゆる侵略武力は無論、南朝鮮と海外の軍事基地など、ホワイトハウスと青瓦台を始めとした侵略と挑発の本拠地などは、我が革命武力の強威力ある最先端の、超精密火力打撃手段の目標物になるだろう。
                                             (訳 柴野貞夫 201488日) 

<参考サイト>


主張/米韓合同軍事演習<キー・リゾブル>は第2次朝鮮戦争の導火線(2013年3月11日)

論考/米国と追随国家の核攻撃から社会主義朝鮮を防衛せよ(2) (2013年3月2日)

論考/米国と追隋国家の核攻撃戦争から社会主義朝鮮を防衛せよ(1)(2013年2月23日)

世界を見る−世界の新聞/韓米、20余年ぶりに最大規模の「双龍訓練」を実施。12,000名を動員、オスプレイも22機参加(韓国・統一ニュース 2014年3月31日付)

世界を見る−世界の新聞/粗暴な爪をむき出した、侵略のトクソリ韓米軍事演習(朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2014年3月24日付) 

  世界を見る−世界の新聞/核先制攻撃を狙った重大な挑発 (朝鮮民主主義人民共和国・労働新聞 2014年1月25日付)